久しぶりに妄想メモを書きたいと思います。

 

最近、5番「教皇」のことを考えます。

私のタロットの先生に聞いた話なのですが、真面目な生徒さんの一人が、

「なぜ世界は平和にならないのか?」

について、タロットで占ったそうです。

その時いろいろなカードを出したけれど、

5番「教皇」が一枚も出なかった、ということでした。

 

マルセイユタロットでは「教皇」

 

ウエイト版では「司祭」

 

というこのカード。

人間の「良心」を表すカードです。

 

人間には、七つの大罪とか煩悩とか言われるようにいろいろな欲がありますし、

世界中でいい人も悪い人も生まれるので、

キレイごとや良心だけではどうにもならないのではないか?というお話でした。

確かにそうかもしれないなあ・・・と思います。

 

しかし最近思うのですが・・・。

世界を巻き込むような大規模な戦争とか悲劇だった場合には。

もしかしたら、それは、人間の「良心」とは全く関係ない事情で起きているから、

「教皇」が出なかったのではないか?と思ったりもします。

 

 

 

子どもの頃からアニメや戦隊ヒーローものなどを見てきて、いつも不思議に思っていたことがあります。

「なぜ、善と悪の戦いは、どの作品もストーリーが似ているんだろう?」ということです。

 

悪の組織の人は人間の負の感情エネルギーを集めていることが多いです。

(ダークパワーとか、暗黒エネルギーとかネーミングはいろいろです。)

人間が悲しんだり傷ついたり苦しむ姿を見ると、悪魔はとっても元気になります。

そして、最終回の土壇場になると、ヒーロー・ヒロイン側がプラスのエネルギーを世界中から集めます。

(これもハッピーパワーとか、ラブパワーとか、ドラゴンボールで言うと元気玉みたいな?呼び方はいろいろです。)

「ふはは、いいぞ、もっと苦しめ」という悪魔に、

「世界中のみんな、力を貸して!」などと言って、どんどん良いエネルギーが集まってきます。

画面上に、思いやりとか、助け合いとか、笑顔とか、勇気とか、信頼とか、自然のパワーとか、人々が愛し合う姿が映し出されます。

すると悪魔は苦しみ始め、

「やめろおー!ラブパワーを送るなー!!」

とかなんとか叫びながら、霧散して消滅していきます。

すると、全体が真っ黒に覆われる寸前だった地球が端から浄化され、青い地球に戻っていきます。めでたしめでたし。

という具合です。

 

私はそれを見ていて、悪魔にとってプラスのパワーって毒なんだな・・・と思いました。

私たちが毒を飲めば苦しむように、

悪の組織の人はハッピーや平和や愛に触れると死んでしまう。

悪魔が存在するためには、どうしても、何が何でも、マイナスエネルギーが必要なのです。これはもう理屈なんてない、死活問題なのです。

 

生命の木でも、15番「悪魔」は男性性と女性性を統合できず、二元論に分けてしまうから、新しいものが生み出せません。

新しいものっていうのは、タロットで言うと

19番「太陽」のカードに描かれているように「赤ちゃん」です。

悪魔って、「生命エネルギー」が怖いのかもしれません。

 

もしかしたら、

世界の戦争や悲劇というものは、そういうことから起きているのかもしれない。

なんて、思ったりします。

 

戦争で儲かる人もいるというけれど、それだけでは動機がちょっと弱い気がします。

普通、商人ならソロバンはじきます。悪さの準備自体にも手間やお金が掛かるでしょうし、リスクもありますし、そんなにうまみが大きいかしら??というのが疑問です。

 

まあ、そんなこと考えたって、しょうがないんですけれど。(^_^;)

でも、2023年の秋風吹く今日この頃に、

そんなことを思っていることは、メモしておきます。