前回の記事に引き続き、12星座とタロットのあてはめ②です。

 

後半星座も引き続き、あくまでも私の中で、

この星座はタロットで言うとこれだと思うな~というのを、

勝手に上げてみたいと思います。

 

※以下、ピンクの字が正式な当てはめ、青い字が私の勝手な当てはめでお送りします。

 

 

●天秤座(正義)・・・これはそのまま正義

正義は天秤で測って釣り合うことが一番大事。

感情や曖昧さは横において、客観的に論理的に判断する裁判官のカード。実際、弁護士のバッジには天秤が描かれていると聞きます。

天秤座もフェアであることを重視しますし、風星座なので感情よりも理屈を優先します。

私はこう思うけどあなたはどう?という意見交換は天秤座の得意とするところですが、それはお互いが平等であるからできることです。

子供と話すときに「まだ小さいから・・・」と思ったらレベルを下げて話しますが、小さくても対等な人間として扱うなら、たとえ全部理解できなくても同じレベルで話すでしょう。

天秤座と正義はまさにピッタリの組み合わせですね。

 


●蠍座(死)・・・これはそのまま

タロットの死は肉体の死ではなく、「エゴの死」です。季節で言うと冬です。

12星座はよく、人間や植物の成長に例えられます。

蠍座は8番目、獅子座で花開いた植物は天秤座で花粉を交換し、蠍座はそれが結合して種ができる段階。自分が!という自我が死んで、相手と一つになるところは死のカードを連想させます。

蠍座は何事に対しても深く、不死鳥のようなイメージがあります。

復活の条件は一度死んでることです。

一回死んで、でもここからが蠍座の本領発揮(笑) 

サソリやフグやハチやハブなど、毒を内包できる生き物って強いですよね。ハブやスズメバチをお酒につけて滋養強壮に使われたり。

冬枯れたように見えた木が、時期が来れば見事に花を咲かせるように。

深い部分で根を伸ばせる生命力が蠍座の魅力です。


●射手座(節制)・・・私の中では太陽

太陽のカードはノリの良さが射手座と似てるな~と思います。

このカードは相手に迎合するのではなく、自分の意見はしっかりあるんです。

でも時と場合によってはそこにこだわらなくてもいいよね、という柔軟さが太陽です。

射手座は一本の矢のような、目標に向かって真っすぐ飛ぶ強い意志がありますが、柔軟宮なので、意外と目標はコロッと変わるときもあったり。

そっちでもいっか(笑)みたいな。

冒険はアクシデントがつきもの。いつだって計画通りにはいきません。

でもそこを楽しんじゃう明るさが、木星が守護星の射手座らしいと思います。


●山羊座(悪魔)・・・私の中では皇帝

山羊座を思うとき浮かんでくるのが、

石井ゆかりさんの著書のジュニア版 山羊座の本の帯のフレーズです。

それは・・・「夢をかなえる人」

私は石井ゆかりさんの本がきっかけで西洋占星術に興味を持ったのですが、このジュニア版12星座の帯のフレーズは秀逸です。

この部分だけでも十分なほどその星座を言い表していて、とても素敵なシリーズです。図書館で児童書の占いのところにあったりするので、興味のある方は読んでみられることをおススメします。

話がそれましたが、皇帝はまさにそういう人です。自分が指示を出し、責任を負う立場です。

現実的にあらゆる事態を想定し、計画し、実行し、国が良い状態を続けられるように管理・キープする力。

だから当然、夢は夢で終わりません。

山羊座のそういうところは、私の中では皇帝のカードに重なります。


●水瓶座(星)・・・私の中では隠者か、塔/神の家

隠者は考える人。水瓶座の英語のキーフレーズは「I know」です。

「知る」ということは頭で理解し、納得するということ。それが自分で考えるということです。

風星座の水瓶座はロジカルで、常にタロットでいう「教皇」の世界に疑問を持ちます。多くの人にとっての当たり前に、「何で?」と疑問を投げかけます。

だから水瓶座は、同調圧力なんて言葉には無縁だし、隠者と同じで独りぼっちを怖がりません。

もう一つは、塔のカード。

この塔、実は「皇帝」が建てたものなんです。それをぶち壊す稲妻。

水瓶座の守護星の天王星は電気ショックの星と言われたりしますし、イメージに合うかなと思います。

12星座は前の星座を否定するのではなく、「超えていくんだ」と私の先生は言いました。くしくも時代は山羊座から水瓶座にバトンタッチしようとしています。

上に書いたように、私の中で山羊座は皇帝のイメージです。

皇帝の建ててきた物(良い王様なら秩序、悪い王様なら支配)、これまで長い間キープされ管理されてきたものは、壊される局面を迎えているような気がしてなりません。

そんなわけで、水瓶座にはこの2枚を推したいと思います。

 


●魚座(月)・・・私の中では星か、女帝

すべてのエゴを手放していくのが星のカードです。

魚座はまさに死後の世界、この世の理(ことわり)やしがらみは全て手放す段階なので、星が合っていると思います。

もう一つは女帝。女帝はいいものも悪いものも区別せず受け入れる、非常に包容力の大きい大地の豊穣の女神です。

うまく言えないけれど・・・魚座って、私の中では「禅問答」みたいなイメージがあるんですよね。(^_^;) 禅問答の言葉の意味を引くと、「意味の分からない言葉のやり取り」と出てきますが。

なにかこう、良いは悪い、暗いは明るい、近いは遠い、冷たいは暖かい、みたいな・・・。

昔みんなのうたで聞いた、谷山浩子さんの「まっくら森の歌」の歌詞にも似た?不思議さがあります。

さすが宇宙と一体になるラストを飾る星座だけあって、海のような広さとつかみどころのなさというか。

魚座の人のふわっとした優しさの中にあるピュアさと複雑さ、変幻自在な感じが、個人的にはこの2枚のカードを彷彿とさせるのです。

 

 

というわけで・・・好き勝手に書いてみました。

占いの基本はありますが、そこから派生してイメージを広げていくのも面白いな~と思います。(^^)