【乱読NO.2690】「ビジネス数学入門」芳沢光雄(著)(日経文庫) | D.GRAY-MANの趣味ブログ

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[ 内容 ]
生活やビジネスの立場から、数学を学ぶメリットをやさしく解説。
バブル経済、金利計算など興味深いビジネスの事例を豊富に掲載。
誕生日当てクイズ、パチンコの勝率など面白いコラムが満載。
各項目ごとのビジュアルなまとめを読むだけでも発想が身につく。

[ 目次 ]
1 基礎的な発想を身に付ける
2 数列の発想
3 確率の発想
4 方程式の発想
5 統計の発想
6 組み合わせの発想

[ 問題提起 ]
お店のレジの回転効率や消費者金融の金利から暗号まで、さまざまな応用数学のトピックを日常の例に置き換えて数学的に解説しています。

読み物としても面白いですが、数学的観点から見るとちょっと解説が少ない気がしました。

[ 結論 ]
高校数学レベルの知識で読めるというのですが、仮にそのレベルであってもちょっと数式を理解するのは難しいかと思われます。

本書には正確な説明もあるものの、経営数学を直観的に分かるように書いてある面もあります。

同じ著者の「高校数学から理解して使える経営ビジネス数学」という本には、本書で概略的に説明したものについての詳しい数学的な説明が全て載っていました。

本書は、あくまでも経営数学の概略を楽しいコラムと一緒に学ぶ本なのでしょう。

新書サイズの本でそれ以上を望むのは無理なのかもしれませんが。

[ コメント ]
要点がスッキリ分かる点はお勧めです。

[ 読了した日 ]
2009年8月22日