【乱読NO.2393】「サンクコスト時間術 限られた時間で最高の成果を上げるための」斎藤広達(著 | D.GRAY-MANの趣味ブログ

D.GRAY-MANの趣味ブログ

ココチよさって私らしく暮らすこと ~読書と音楽と映画と・・・Plain Living and High Thinking~

 

イメージ 1

 

[ 内容 ]
遅れたバスを待っていた時間を「もったいない」と感じる-実はこの感情こそ、ビジネスマンが最も捨て去らねばならないものだった!
本書は、行動ファイナンス理論を応用し、徹底的にムダを排除する「サンクコスト時間術」を紹介。
「今」と「未来」だけを見つめ、最高の成果を上げるために必要な「頭の使い方」「体の動かし方」を「S‐TiBA発想」として解説。
読むだけで「できる人」の時間感覚が手に入る。

[ 目次 ]
第1章 時間は、「今」と「未来」しかない
第2章 サンクコスト時間術は、S‐TiBA(エスティーバ)発想で
第3章 S‐TiBAをマスターして、時間を最大限に活用する
第4章 サンクコスト発想で成功した企業たち
第5章 サンクコスト時間術ティップス(小技)編
第6章 サンクコストとの出会い

[ 問題提起 ]
経営コンサルタントのテクニックをテーマ別ごとに紹介する新書です。

「サンクコスト」という考えは、チョコチョコとビジネス書の中に出てきていましたが、これだけのページを割いている本は初めて。

サンクコストという考え方の入門としては現在、ベストの新書です。

[ 結論 ]
ネタバレしない程度に内容を紹介すると、サンクコストの概念の説明の後、サンクコスト対策としてのS-TiBA発想を説明。

さらに、その方法の具体的な企業の例とスケジュール管理など個人的な利用方法を順番に説明しています。

サンクコストとは「もはやどうにもならないもの。よって考えるうえで除外すべきもの」という定義から始まっていますが、会計的な言葉は十も出てきませんので、会計を知らない人でも十分読めました。

一番ページを割いているのは、「S-TiBA」。

Situation(状況判断)

Time Left(残り時間)

Best Answer(最善の答え)

Action(アクション)の4つを組み合わせています。

[ コメント ]
麻雀やサッカーの試合を例にして、この発想方法を説明するなど、分かりやすさへの配慮がしっかりしています。

[ 読了した日 ]
2009年4月15日