おそらく調子のいい言葉を発するいわゆるビッグマウスといわれるタイプと山田は真逆だ。

誰にでも不安はあるものだが、メディアに対してであれ、それを素直に表現する。

 

雑誌のインタビュー記事では、

「野球はやっているときは楽しいと思っていない、楽しいと思えるのは終わってから。見るほうが好き。できるならファンのように見ていたい。」

 

WBCでの打順についてインタビューされた際には、

「1番打者は自分では向いていると思う。でもできればあまりやりたい打順ではない。」

 

また昨年のシーズン前のあるインタビューでは、「シーズン迎えるのは怖い」と不安を口にした。

一昨年、トリプルスリーを達成した選手の言葉とは思えないだが、いずれの発言も山田なりの責任感からのプレッシャーのようなものがあるのだろう。

それでも昨年も2年連続でトリプルスリーを成し遂げてしまうところがまた、流石としかいいようがない。

 

決して身体が大きくない山田があれだけホームランを打ち、スイングスピードはトップクラスの

160km/hともいわれる。

それを生み出しているのは相当なトレーニングでもあり、あの身体で胸筋を鍛えるダンベルフライは40kgを上げると聞いた。

(私の通うジムにはそんな重いダンベルはない・・)

 

他にも試合前の何種類ものトスバッティングが話題になったことがあるが、

その練習をやり始めたころはしんどかったようだ。

だが継続しているうちに、「その練習をやらないと気持ち悪い感じがして・・」という感覚になってきたらしい。

 

不安があるからこそ、それを払拭するために努力する。

それはどの世界の一流というわれる人でも共通するところ。

しかしその努力を苦労と感じるのではなく、当たり前にやり続けることが結果を出し続けるにも繋がる。

そこが山田の凄さを支えているのは間違いない。