先月、今受けている案件から離れるか、配送の業務委託そのものを辞めることも考えていると書いた。今回は、それから今までのことを書いてみる。
あの記事を書いた2日後、委託元の会社の人から電話が掛かってきて、最近どうなのかと聞かれて、大変な配送コースを任せられていて、規定の16時30分に業務を終了できないこと、この案件を続けるか悩んでいると伝えた。
そうしたら今日は何時頃に終わったのか聞かれて、17時10分くらいと答えたら、何を悩むことがあるの、上出来じゃん、とか、それだと半年くらい経ったら16時頃に終わるようになってる、今は残業代も貰いながら堂々とやっていればいい、自分はこのコースで大丈夫ですよみたいな顔して過ごしていればいい、といった感じのことを言われて、それからは悩むことがなくなった。
それまでは、業務委託なのに事業所に帰ってくるのが社員の人と同じ時間で引け目を感じたり、一緒に後片付けをする時間が苦痛だったけど、それからは何も気にせず堂々と帰って来て、一緒に平然と後片付けしてた。
すると、いつしか、嫌な奴ばかりに感じていた社員の人がそうではないことに気付いた。色々なことをしてもらったり、嬉しい言葉を掛けてもらうことが増えてきた。
ちなみにこの食材宅配サービスの会社というか自分のいる事業所は、業務委託は全員男性で、社員は全員女性。他の市にある千葉本社には女性の業務委託の人がいて、そういえば先月、委託元の会社の人と、その人と自分で食事会をしたことがあった。
委託元の会社の人から、その人はかなりアナログな人で、ドライバーの適性診断の予約方法とか受け方も分からないみたいだから会って教えてあげて、みたいなことを言われて誘われたけど、そんな感じはしなかったというか、そんな話にもならなかった。
単に会社の人が自分たちを気に入っていて、一緒に食事に行くための口実のようなものだったのかもしれない。このことについてもまた書くかもしれない。
とにかく電話でそんな感じのことを言われて、あとはもう1つ、ある業務委託のドライバーの人が腎臓だか膵臓だかが悪くなって仕事を辞めるみたいで、その人の車を5万円で譲ってもらえる話があるけどどうかと言われて、後日、委託元の会社の人と一緒にその人の家に行って奥さんに車を見せてもらって、購入することにした。
もうお金も払って、この前、車検証とかの書類とナンバープレートを受け取ってきた。来週は仕事を休んで、運輸支局と軽自動車検査協会にこれらを持って行って名義変更をする。車検の有効期間の満了する日も近いから、それから保険に入って車検に出さないといけない。
今、自分は、委託元の会社の車両の貸出制度を利用してる。この制度を利用すると報酬から引かれる手数料も高くなる。しかも貸出期間も6か月まで。だから早めに自分で車を用意しないと、でもどうするかと思っていたところにこの話を紹介してもらった。
ちなみに、車検代のうち4万円は委託元の会社が負担してくれるらしい。どうしてそこまでしてもらえるのか聞いたら、自分にこの仕事を続けてほしいからみたい。
その人の車の5万円も、お店を挟んでいない分、かなり安い。お店で買うとしたら30万円~50万円くらいはすると思う。これだけでも十分なのに、会社に車検代まで出してもらっていいのか。
あとは、後で話されたことだけど、その仕事を辞める人はガンみたいで、余命宣告もされているけど、ショックを受けるだろうから奥さんが本人には伝えていないらしい。そんな状況の中で譲ってもらったこの車は、大切にしないといけない。
最後に配達コースの話。自分の任されていたコースはマンションが多くて、マンションは部屋の前にたどり着くまでにかなり時間が掛かるから、同じ1件でも一軒家とは掛かる時間と負担が全然違う。だから、件数自体も多いけど、中身もかなり大変なコースだった。
他の業務委託の人は2人で1つのコースを分担していている中、何故か自分は1人で丸々1つのコースを任されていた。だから自分は他の業務委託の人の倍かそれ以上の荷物があって、さらに、書いた通りマンションとかの集合住宅が多いから、本当に大変なコースだった。
車が荷物でいっぱいになって、届けても届けても空き箱が返却されてくるから、整理するスペースもなくて、作業効率もかなり悪かった。
それでも、多分もう自分の配達数が減らされることはないから、それならもう、この量とコースなのに飛ばしもせず平然な顔で早く帰ってくる、公道最速ドライバーになってやろうと思った。
まずやったことは荷物を置く場所の工夫と固定(さっきから食材を荷物と書くのには抵抗があるけど)。返却される空き箱とか蓄冷剤の置き場所もそう。ほとんどスペースがなくなるくらいの車内に、これらを無造作に積んだり置いたりすると、もうどうにもできなくなる。目的の荷物を取り出すことすらできない。
次に助手席の有効活用。それまで荷室に置いていた、配達に必要なものが入っている箱や銀カバーなどを可能な限り助手席に置くようにして、少しでも袋掛けなどをする作業スペースを広げるようにした。
あとはGODOOR(配達ナビ)を見ないというか、できる限り操作をしない。操作をする時間も、1件1件は短くても、積み重なるとそれなりの時間になる。これは、毎日行くところは同じだから、自然とできるようになった。同じといっても日によって行かないところもあるけど。
他には運転の技術というか、無駄な動きをしないというか、特に車1台がギリギリ通れる道の配達エリアとか、そんな道にバックで入っていく箇所とか、そういったところで時間を取られる運転をしないこととかかな。
親にも言われたけど、自分の運転はかなり上手くなったみたい。そういった激狭エリアも含めた色んな条件の公道を1日100kmも走っていれば嫌でも上手くなるね。
残りは何があるか。ここまでくると、結局、事業所を出発する時間次第なところもあるけど。自分の業務開始の10時30分には社員の人たちが運ぶ食材を用意してくれているけど、それが遅れている時もあって、なかなか出発できない日は当然それだけ時間のロスになる。でもこれは仕方がない。
こんな感じでやってみると、業務の終了時間は劇的に早まった。
自分の業務時間の規定というか契約は10時30分から16時30分までで、最初の頃は17時30分台とか17時40分に終了していたのが、ある週から16時40分台、16時50分台になって、その翌週には、やっと、16時20分台、16時30分台になった。
それからも、配達件数によってはまた16時40分台、16時50分台になってしまうかなというくらいで、平均スピードは驚くほど速くなった。
そんな感じで、さらに速くこなすにはどうすればいいか考えていた時、所長から、今までは他の業務委託の人に2人で1つのコースを分担してもらっていたけど、来週からは今の自分のコースを自分ともう1人で分担してもらうことになったと告げられた。これが先週の話。
前だったらほっとしていたと思うけど、もう減らされることはないと覚悟して色々試してここまで速くなって、さらに速くなりたいと意気込んでいた今の自分にとっては複雑な報告だった。
結局、今週の水曜日から本当に自分のコースが分割され、荷物の量は一気にほぼ半分になった。
この話を聞いた時は複雑だったけど、やってみると信じられないくらい楽で、これはこれで理想そのものだと感じてる。
何というか、ずっと休憩しながら走っているような感じ。それか、給食の後くらいから登校して、学校に着いたばっかりなのにあと半日もしたら下校時間みたいな感じというか。
今は仕事で人に気を遣って疲れてしまう瞬間もほぼゼロで、どうしようかと思っていた車もかなり安く手に入って、配達コースもこれでいいのかと思うほど楽になって、良い流れが一気に来て、それに乗れてる感じがしてる。
そんなことで、今はここで仕事を続けてみようと思ってる。
コースに関しては、この先また戻されたりするかもしれない。
その時はまた公道最速を目指す。