インフレ税という聞き慣れな言葉。

新たな税金か?と怒り心頭になる気持ちも理解できます。しかしこれは消費税なんぞとは違って見えない税金です。

通貨の価値が下がって物価が上昇し国の借金がどんどん目減りするという仕組み。富が国民から国に流れていくという意味でインフレ税なんていう表現をする訳です。

今正にそんな状態が継続中です。高市政権の絶対防衛ラインと見られていたドル円160円をあっさり通過すると162円まで上昇し163円目前まで来たところで161円まで急落。一部には介入があったのでは?という憶測も。

日銀の利上げでも円高にはならず、米イラン停戦合意でもドル買いの巻き戻しは起こりませんでした。ドル円はじり高推移でこのまま170円を目指すのか?という情勢です。そんな中での1円以上の急落に市場はいささか硬直中。押し目買いが殺到しそうなものだが様子見で週末に。週明け上下どちらに窓を開けるか注目です。

自民党内でも政権内でも「インフレ税を目標に円安を推進しよう!」という明確な提言などは出ていないでしょう。そんな事言ったら国民の逆鱗に触れるから・・。

それでも160円を超えて無策の高市政権。

この急落劇が介入なのかどうなのかはっきり分かりません。でも最近有識者がネット記事でこのインフレ税の事を盛んに取り上げて批判していました。こういう記事の拡散に非常に敏感な政府と自民党。

円安推進なんて口が裂けても言えないけれど、現実的に円安株高がセットになって継続していれば心地いいと思うのが人情。

恐らく自民党も政府も財務省も心の底ではこのまま円安株高インフレが継続すれば良いのだ、という空気感に包まれ始めているのかもしれません。

この誰も反対できないという空気感。

これが一番恐ろしい。

かの太平洋戦争も戦争当事者の官僚や高級軍人約400名に戦端を開いた理由を聞けば「戦争に反対できない空気感だった。」と誰もが証言していました。

この日本人特有の“同調圧力”という空気感。

有識者の批判記事を見て少額介入を実施したのか?

まあ焼け石に水程度では円安は止まらない。

来年もまた2万品目値上げなんだろうか。