その昔、ソ連や東ドイツという共産圏の国が育成していたステートアマチュアという選手。

本来アマチュアしか出場できないオリンピックに国家が総力を挙げて育成したプロ選手と同等以上の選手たちが参加してメダルをゴッソリ持っていくというアレです。今でいえば中国選手がそれにあたります。

アマチュアだなんて言っても、実力はプロ級なんだから本当のアマ選手では歯が立ちません。

そうまでしてメダルが欲しいか?と疑問を感じても実際に行われていたんだから仕方がない。しかも筋肉増強剤なんかを駆使していたから西側の優秀な選手でも太刀打ちできなかった。

日本の部活動でも同じような現象が起きています。

本来、学校の課外活動の一環で行われるスポーツですが、そこにプロ予備軍がいきなり参入してきたら・・って事なんです。

わたしが後援会に入っている当館最寄りの学校の女子卓球部。

歴史と伝統と厳しい指導と練習量で全国屈指の実力校です。ところが昨年ポッと出の某高校にインターハイ予選決勝で惜敗。

実は今日、今年の決勝戦の観戦に行ってきました。

結果はあと一歩というところまで追いつめたけれどまたもや惜敗でした。

無念の監督さんも部員の皆さんも本当に気の毒でした。相手は学校じゃない学校(プロ養成チーム)なのだから。

この対戦相手校は通信制で某グループ企業が潤沢な資金力で全面バックアップ中。

強いはずです。全国大会優勝のような選手を集めてきて朝から練習だけに打ち込める理想的な環境で、もちろんプロのコーチが面倒をみているのです。わたしの娘も通信制ですけど、部活やっているヒマなんて無いはずなのに・・。(スクーリングやレポート提出で多忙)県立校なら部活なんて難しいけれど、私立ならいくらでも調整できて卓球に専念できるんだそうです。どうやって単位を取っているのか?という疑問はあれど、その学校がOKならそれでいいんでしょう。

以前箱根駅伝でどこかの学校がアフリカの選手を留学させて10人ゴボウ抜きのような事をやっていました。

彼らはオリンピック級のいわばプロ選手。日本の大学生では勝てなかった。

見ていて気持ちのいいものではなかったこういう手法。

高校なり大学なりの部活動というカテゴリーの中で競うから良いのであってそこにプロ級の選手が入ってきたら歪む。

おかしいだろ!とか汚いやり口と批判するのは心の狭い島国根性なんだそうです。

ある南米のユース代表(女子卓球)のコーチの方と話したところ、「日本はまだまだ相当遅れてます 。」「学校単位でもっとプロを養成するようなシステムを作らなきゃダメなんですよ。」とのこと。

そうか世界はもっと人材育成になりふり構わずやっているんだと感心した次第。

それでも釈然としないのはわたしだけ?