今までイラン側が強く否定してきたトランプの合意間近という発言。
どうも米長期金利が4.5%を超えるとこの手の発言をし始めるトランプ大統領。
イラン側が否定するのも当然ですが、今回はアラグチ外相が本当に合意間近と発言し軍強硬派を説得しているという情報も流れています。そろそろ経済的にもイラン国民の我慢も限界を超えてきた感があり、停戦合意は現実になる可能性が出てきました。
さて戦争が終結し海峡封鎖や湾封鎖がお互いに解除されたなら、原油価格はバレル50ドル、もしくは40ドル台まで急落する可能性があります。それを織り込んでか現在WTIは80ドル台で推移中。ここ3ヶ月ほどドル買いが活発化し所謂「有事のドル買い」が拡大中でした。ドル円は円売りというよりはドル買いによる上昇で、クロス円はむしろ対ドル通貨の下落により円高方向への圧力が掛かっていました。この環境が一時的に巻き戻しになるのは必至でドル円も155~157円まで調整するかもしれません。クロス円は上昇し7月利上げ観測のNZドル円は95円を超えて続伸する可能性大。
ただしこの流れはそう長くは続かないと思います。
実は市場参加者の間では中東情勢は既に賞味期限切れのネタになっていて一時的に反応してもすぐにドル買いに戻る可能性の方が高いでしょう。このインフレ加速によりECB(欧州中銀)は利上げを決め、FRB(米中銀)もタカ派メンバーが利上げを示唆していて、年内利上げ観測でドル買いが進行中です。だから溜まりにたまったドルの買いポジション(ドルロング)が調整されても不思議は無くて、調整で下がった分更なる押し目買いが入る公算大です。
だからクロス円で高値を買いで追いかけるのは危険かもしれません。
高市政権はもちろんそれを見越しているはずで、アメリカが利上げに転換すれば金利差は縮まらず円安トレンドは変わり様がないという訳。今月の日銀利上げ観測も植田総裁の病欠で見送りにするつもりなのか?もしそうなったらあまりにもあからさまな政府による干渉で許されざる行為と世界は判断し更に長期金利が上昇するでしょう。
わたし達国民にとっての最大の関心事はやはりCPI。
物価がどうなるのか?
石油が今後長期間止まる事を前提に全ての物価(2万品目)が値上げされます。
戦争が終わって、石油が元の状態に戻ってももはや値上げは止まらない。
企業は上げる気満々で値上げの為にすでにコストを掛けているから予定通り物価は上昇し円安も継続。
もしかしたらガソリン価格も高止まりで下がらないかもしれません。
中東情勢が不安定だから、と言う理由で。