ホルムズ海峡の閉鎖が継続する中で、日本船籍の出光タンカーが海峡を無事通過し200万バレルの原油を積んで帰還中というニュースが流れました。
ただしまだ足止めになっている船は41隻にものぼります。
暫く前にある有識者が「日本だけ抜け駆けしてイランと交渉して海峡を通してもらうなんて恥ずかしい事、絶対に止めるべき!」と激しい感情を交えて持論を展開していました。
アメリカに申し訳ないから?
誰が始めた戦争?
アンタ馬鹿か?
と思われても仕方がない。
資源の無い国ニッポン。中東産の原油に頼らざる負えないのも事実。
現実をもっとよく見ろ!ということです。
そして我が政府はアメリカの顔色を窺いつつ水面下ではイラン政府とかなり綿密なやり取りをしていた模様です。
でなければ危険極まりない海峡をそのまま通過できるはずも無いから。
イランと日本とは独自の友好関係を築いてきました。
今回のタンカー通過を駐日イラン大使が1953年の日章丸事件を思い起こさせるとコメント。
戦後間もないあの頃の方が日本政府の態度はしっかりとしていたようです。
ここ近年はアメリカの言いなり状態だったニッポンがアメリカに抜け駆けしてイランと交渉した結果が今回の出光丸事件となった次第。(やっとちゃんとした事やってくれたと評価)
まずは1隻通過させてアメリカ側の態度を見極めようというのがイラン側の狙い。
イランは日本がアメリカの属国になって喜んで尻尾を振って追随している国とは思っていません。
アメリカの海上封鎖によって1日600億円が失われつつあるイラン。
国内には100万人の失業者が溢れ、インフラも破壊され経済状態がどん底に瀕している彼らにとって、日本のような友好国が頼りになると思われている事は誇らしい事かもしれません。
戦争をしない国、放棄した国、ニッポン。
実は世界中で親日な関係を育む過去の歴史があります。
日章丸のイラン、エルトゥールル号事件のトルコ、杉原千畝氏が命のビザを発行したイスラエル、そして統治時代にインフラ整備をした台湾。
戦争をしない故に仲良くなる国が世界中にあるのは本当に誇らしく自信を持つべき事だと思います。