拡大中のインバウンド。

来訪する外国人は3千万人を超えています。それでもまだパリを訪れる外国人観光客の半分以下。

これからまだまだ増えるインバウンド。そんな彼らが一番戸惑うのが(悪い意味で)町中にゴミ箱が無い事。

地下鉄サリン事件をきっかけにゴミ箱は爆発物などを仕掛ける場所というイメージが定着しました。

そもそもはサミットなどの国際会議の為に警察が一時的にゴミ箱を使用禁止にしたあたりからだったと思います。

その後、テロ対策という免罪符を得たゴミ箱を管理する側、例えば駅、公園、公共の場所、ショッピングモールなど最近では高速のサービスエリアや道の駅でも撤去が始まっています。テロ対策の次は家庭ゴミの持ち込み対策と色々と言い訳が出るわ出るわ・・。

結局のところ、使用禁止にすればゴミ処理の手間が無くなり処理費用も浮くと管理側にとってはいい事ずくめ。

すっかり味を占めて今ではコンビニもゴミ箱を店内に移動もしくは撤去。

「ゴミは持ち帰ろう!」が日本の歪んだ常識になった次第。

これが観光立国を謳う国のやる事か?と大いに疑問を感じざる負えません。

経済状態の悪いスペインやイタリアでさえも街中にゴミ箱は至る所にありました。

そして今度はトイレ問題が拡大中。

JR東日本管内の駅約1600の内無人駅700のトイレを順次撤去する方向なのだとか。

理由は無人だから汚し放題、壊し放題と費用が掛かりメンテが大変だから止めたいという事らしい。

JRが管理を放棄し代わりに自治体に丸投げしようとしたら絶対無理と断られ、代わりに至近のコンビニにトイレ使用の協力を打診とコンビニは買い物もしない連中にトイレを汚されまくってたまったもんじゃないでしょう。

このトイレ問題はわたしも常日頃よく目にします。

乗務員という仕事柄よく公園のトイレを利用させてもらっていますが、それはそれは酷い使い方が横行しています。

ゴミが散乱は当たり前、水が出しっぱなしもしょっちゅう、中には便器をハンマーで叩き割られたトイレもありました。(三ッ沢公園)誰が何の目的でわざわざこんな事をしでかすのかは不明ですが、そういう事をするクズやゴミカスが多いこのニッポン。

あれを見ると管理側は大変です。いっそのこと閉鎖したくなるのは当然。

駅のトイレ撤去が進めばその内に公園や公共の場所のトイレもどんどん姿を消していくのか?

ゴミ箱のようにすぐに撤去とはいかないものの、使えないようにするのは簡単。

外国人が戸惑う(良い意味で)もう1つは日本の公共のトイレの素晴らしさ。

清潔でペーパーも常に用意されていてシャワートイレも普及しています。

それが無料で使えるのだから日本はトイレ天国。

でもそんな公共のトイレも無くすか有料になるか。

ゴミ箱もトイレも無くてはならないもの。

でも管理が大変だからと撤去するのはあまりにも短絡的ではなかろうか。

当館もトイレを水浸しにされたりゴミ箱にゴミが溢れていたり浴室でシャワー出しっぱなしでガスがダウンしたりと前述のような酷い使い方をするゲストもいるけれど決して使用禁止にはしません。

どれも無くてはならないから。