ネット上のみならず世間的にも大炎上したいわき市の赤飯2100食の廃棄処分事案。

事の発端は1本のクレーム電話でした。

当初はこの電話をしてきた人物(年齢、性別、素性は一切不明)に対する激しいバッシングに見舞われました。

ところが教育委員会が明らかにした通話内容からクレームというよりは単なる忠告(意見)だった事が判明。

震災のあった3.11に赤飯提供はいささか違和感を感じるので来年以降は考慮しては?というもの。

おそらく教育委員会の一般職員ならすでに調理が始まっていた段階なので「今さら無理でしょ」とスルーしたことでしょう。

この電話自体も廃棄を要求するものではなく単なる私見だったのだから。

ところが教育長の服部樹理氏は文科省から出向してきた官僚で頭の切れる人物でした。

官僚は頭脳明晰故に先読みをする習性があります。

つまりこのご単なる意見の電話がダムを崩壊させる小さなひび割れと思ったのでしょう。

時正に3.11で東北全域で追悼イベントなどが実施されるさ中の事でしたから、鎮魂の日に赤飯?というネット民にはうってつけの炎上ネタになるのではと考えるのは当然の事。

頭のいい官僚はすぐに計算をします。

2100食分の赤飯を廃棄した時の損失や食材費等など。

1人分茶碗1杯程度なら必要なコメは約120kgほどで原価10万円ほど。

小豆は63kgなら7万円程でプラス調味料を合わせてもせいぜい合計で20万円ほど。

おコメの量は業者間での取引する袋(60kg)なら2つほど。

これならプールの水出しっぱなしによる損失200万円などに比べたら微々たるもの。

市の予算で十分に補てんできると判断したのでしょう。

この程度の損失で大炎上を未然に防げるのならと迷わず中止→廃棄処分を即通達することになった模様。

しかもこの官僚殿は文科省に戻る直前だったらしく、ご自分のキャリアに汚点を残したくなかった。

ところが結果は真逆に・・。

コメ価格がいまだに高いまま、物価高が継続する中での“2100食廃棄”というインパクトは一般国民には衝撃的でした。

わたし達は食材原価や分量の事など考えません。

ただただ2100人分という計り知れない量が全て無駄にされた、しかも税金使って。

今正に食品ロスを無くそうという取り組みが波及しているのに、その事に思いが至らなかった官僚って本当に賢いのか?

しかもこの方、文科省時代には食育課課長補佐だったとのことでフードロスに関しては人一倍知見があったはず。

食品ロス削減推進法の下でフードロスを無くそうというポリシーに逆行する判断による大炎上と、官僚殿にとっては結局のところキャリアに汚点を残すハメに。

頭が良すぎるのも考えものです。