アマゾンからオーディオブックのお試し30日間無料の案内メールが来ました。
最初は全く興味があ無かったけれど、先般読破した本屋大賞受賞作品の「同志、少女よ敵を撃て」も収録されているとのことで、お試し登録しました。
この作品は独ソ戦での18歳の主人公(少女)が狙撃手としてドイツ兵を100名以上殺害するというヒロイン系の創作小説です。
わたしは既に原作を読んだので内容は把握済みですが、このオーディオブックなる媒体を試したくなりました。
語り手は声優の青木瑠璃子さん。
実は既に拝聴を開始しておりまして、15時間30分にも及ぶ大作で丁度半分の7時間半あたりまで来ました。
初体験のオーディオブック、とにかく素晴らしいの一言。
朗読の世界はアニメ「花は咲く、修羅の如く」でその奥深さを知りました。
ベテラン声優の青木さんの読みは本当に秀逸です。
効果音も無く、共演者も無く、1人で読み進む朗読の世界。
青木さんがお1人で少女役、女性役、男性役など声色を替えて読む様は臨場感を感じる事ができ、まるで戦場を疑似体験しているかのようです。
原作を読んだ後のわたしの私見では、プロの文筆家はなぜこいうも難しい表現や慣用句や漢字を多用するのかと思いました。
単にわたしの国語力が足りないせいではありますが、日常的に使わない言葉が小骨のように刺さっていささか苦痛でした。
それが朗読だとスラスラの進んでいくから難しい文体もさほど気にすることも無く理解できるから不思議。
それも語り手の青木さんのプロとしての力量なんだと感心させられました。
ところでこの作品、原作はハードカバーの500ページにも及ぶ1210円。
わたしは娘の通う高校の図書館で借りて無料で読むことができました。
そしてこのオーディオブックもお試し無料で体験していますが、購入すると4000円です。(聴くだけなら月額1500円)
さてこの価格4000円ですが、わたしは製作側の手間を鑑みれば妥当な額だと思います。
とにかく500ページの作品を収めるには15時間以上も掛かるのです。
製作は語り手と編集とで小人数だったかと思いますが大変だった事でしょう。
NHKのアナウンサーでもニュースでの読み間違いや舌噛みは日常茶飯で、(恥ずかしいと思って欲しい)たとえ朗読のプロでも取り直しもあった事でしょう。
さて残り半分、いよいよストーリーも佳境に入り、主人公が活躍する展開となります。
個人的にはクライマックの展開があまりにも荒唐無稽だったのでがっかりさせられましたが、それは時代考証や当時の現実を知っているからで、そんな事を全く知らない方でしたら、十分に楽しめる作品だと思います。
オーディオブック、おススメです。