学園祭での文芸部員達との交流の続きです。
彼らにわたしの愚兄の遺作を送った事は書きました。
そして学園祭当日に彼らから定価0円の作品を3冊頂戴しましたので、順番に拝読させて頂いております。
昨日までに2つの作品を読み終えました。
両作品ともとても素晴らしい良作でした。
最初に読んだ「勇者譚のエピローグ」はご本人いわく「高校生が勢いで書いた・・」というレベルではありませんでした。
まるでプロの作家のような文体で驚かされました。
しっかりとした文章で表現力や創造力がとにかく優れていました。
有名なアニメ「夏目友人帳」のようなどこかほっこりとするような、切なく悲しいストーリーなのに優しく包み込むようなそんな世界観の作品でした。わたし自身思わず目頭が熱くなる場面もありました。
この作者さんの今後が本当に楽しみです。
2つ目の作品はグリム童話のシンデレラを自由にアレンジしていく奇想天外な物語でした。
まず、この作者さんの文体はとても読みやすく分かりやすいもので、わたしの文体に似ていてとても好感が持てました。
プロの作家は(全てではありませんが)難しい比喩的表現や常用漢字に無いような漢字や熟語を多用して散りばめる傾向があるのですが、わたしは決して良いとは思いません。
小骨が喉に引っ掛かるようで極めて不快。
そういう文章をコアな読書家はもしかしたら楽しんで好むのかもしれませんが、一般読者にとっては読み辛いだけ。
この作者さんには是非この読みやすいスタイルで通して欲しいと思います。
物語の内容も予想ができないようなワクワク感満載の展開で楽しむ事ができました。
次回作にも期待!
さて最後の一冊はこれから拝読させて頂こうと思っております。
わたしも小説家の真似事をして2作品を発表した端くれではありますが、書く苦労は知っています。
だからこそ若い文芸を愛する彼らの作品に接する事は貴重なのです。