今日もニュースでインバウンド増加の弊害が書かれています。

どこもインバウンド価格になっていて、まともに外食もできなくなったという年金世代の嘆き節。

円安だから外国人はいくらでも出す。奴等は相場を知らない馬鹿だからいくらでも出す。

そんな勘違いをしている日本のクズな商売人が増殖中。

いつまでもこんな環境が続くと本当に思っているんでしょうか?

タチが悪いのは商売人だけではなく、行政や企業関係者、有識者までもがそう思っている事。

政府は税収が増えればインバウンド価格ラーメン1杯3000円も大歓迎!

国民が食えなくたって気にしない。これは戦時中の「贅沢は敵だ!」の発想と全く同じです。

国(お上)が潤えば国民が我慢するのは当たり前という思想こそが日本をダメにしています。

では外国人は本当に金払いのいい馬鹿なんでしょうか。

わたしはタクシードライバーで彼らを乗せ、自宅に彼らを泊めて彼らの動向を直に見ています。

一部の富裕層(例えば金持ちの中国人など)は別として、どこの国の観光客も1杯3000円のラーメンを安いとは思っていない。かつてパリで生活した経験のあるわたしにとっては彼らの合理的な思想がよく分かります。

玄関前の電灯を付けっぱなしにしていたら、向かいの奥さんが「もったいないから消せ!」と言って来るレベルです。

日本ではあり得ない話。

確かに円安効果はあって1ユーロ100円の感覚で来れば日本の価格は半額に思えるかもしれません。

でも彼らはモノの価値や相場はちゃんと分かっています。

タクシーに乗って来る外国人もスマホで遠回りしていないかチェックしたり、当館に来るゲストは前回書いたようにシビアに料金を気にしています。

つまりインバウンド相手になりふり構わず儲けられるという環境はそう長くは続かない可能性が濃厚。

そもそも円相場が仮に1ドル100円に戻るとインバウンド効果は消滅します。

アメリカが利下げサイクルに入り、日銀が利上げ続行ならドル安円高になるのは当たり前。

その前にお馬鹿なインバウンド価格に愛想を尽かして日本に来なくなる、ボッタくり価格の店に寄り付かなくなる。

そうなるのは目に見えています。

あまり調子に乗らない方が身のため。

インバウンドにそっぽを向かれたら、今まで来てくれていた年金世代に土下座してでも来てもらわないと閉店せざる負えなくなる未来。

近い将来かもしれない。