食料品を中心に物価上昇のサイクルは顕在で、今は値上げしやすい空気感がまん延している時期なのです。そもそもが政府自民党から「今の日本はインフレになっていない(まだまだデフレ)。」(石破発言)とか「デフレ脱却の為に更なる努力を!(もっと物価上昇を!)」(加藤財務大臣発言)などという公式コメントが各業界に向けて発出されれば、値上げ推進サイクルは止まりません。

毎年春と秋に実施される値上げ。実は外食産業も大分前から値上げサイクルに入っていました。例えば長崎ちゃんぽんのリンガーハットは1杯400円台だったちゃんぽんが今や840円に。(かつてのほぼ倍)ここ2年は前年比で数パーセントづつ増収となっていますが、大幅に値上げを繰り返した結果3割以上の減収となった穴がまだ埋まらない状態を継続中。カレーのココイチも値上げを繰り返し客単価が1200円以上に。その結果来客数が落ち込み続けている模様。どこも値上げによる外食離れの影響がもろに出始めているのです。それもそのはずでカレー指数(自宅で作るカレーの平均食材費)が400円を突破。家食でさえ物価の上昇で節約しなければならないのに外食なんて無理、というご家庭が増殖拡大中(特にお子さんがおられるご家族にとっては)。

わたし達親子も常連だったシェーキーズが400円以上(2人で3000円→3400円に)の値上げで行くのを止めました。

安いのが取り柄だったすたみな太郎も値上げを繰り返しランチが500円以上値上がりし(2人で3500円→4000円に)品数も減らされてクオリティーも下がったので行くのを止めました。結局はこうなってしまう訳です。

消費者はとても敏感で、例えばドリンクバー1人400円以上ならオーダーしない人が増えます。最近はわたしと同じで水を汲みに来るお客が増えたと実感。(ウチは娘だけドリンクバーを付けてます)ただし割引クーポンで200円以下になれば注文します。

人気のしゃぶ葉は食べ残しの無い終了時の食卓の画像をレジで提示すればドリンクバー100円のクーポンが貰えます。

こういうのは嬉しい。

外食にとっては値上げサイクルがほぼ終焉しこれ以上値上げできないご時世になってきたので、最近はLINE登録している常連客に5~10%OFFの割引クーポンを定期的に配布するサービスが始まっています。これは実質的な値下げと空いている時間帯に客を誘導する手法なのですが、わたし達の防衛手段はこうしたサービスを目ざとく見つけて利用するしかなさそうです。

それでも我が家的には外食は毎週から隔週になりました。