我が家の民泊第1期(2015年~2018年)の頃はとても楽しい思い出が多かったように思います。アジア系、ヨーロッパ系、アメリカ系など19か国から色々なゲストがやってきました。あの頃は1泊朝食付で1人2500円(税込み)でした。
今はさすがにこの金額ではできません。しかもライセンスを取得しているので、食品衛生の許可を取らないと食事の提供はNGです。
さて、第2期(2021年~)ですが客層がガラリと変わりました。まず半数以上のゲストはウチの料金だけ見て予約してくるパタンが多く、中国人6割、日本人3割、その他1割という具合です。ウチはいわゆる円安に乗っかったインバウンドの人達は来ません。そういう人達(主に欧米系)はもっと高いホテルに行くのでしょう。馬鹿らしくてショボい民泊なんかには行かない。だからウチに来る人達は主に学生さんが多い。予算が無くて例えばコンサートが目的の人達とか。そもそも予算が無い人達は価格(3500円)だけ見てやって来るので、チェックアウト後に「ロケーションが最悪」とか「周囲に何もなく退屈だった」と平気で書いてきます。そして一番残念なのが第1期ではチェックアウト前のミニコンサートが恒例でしたが、今では殆どやらなくなりました。
昨日も6名の日本人グループ「朝、起きられたら・・・。」とその時点で“死んでもやらない。”と決めました。(結局やらなかった)自分の努力の安売りは絶対にしません。喜んで下さる方達にだけ提供するサービスだから。あまりにも断られる(価格しか見てこないから)ので、最近はこちらから声を掛けるのを止めました。特に日本人のゲストはあからさまに「そういうの、いいです!」と嫌悪感丸出しで断ってくるからさすがに嫌になります。「横浜音楽館」という屋号すら気にしていない人達。ある中国人女性が「頼むからその雑音、今すぐに止めて、気分が悪くなった。」と懇願してきました。“こういう人、何でウチに来るかなあ?”と最初から来ないで欲しい部類の人達。趣味と実益を兼ねるって中々難しいものです。でも今朝は日本人のお母さまと娘さんが私の演奏にとても喜んで下さいました。久しぶりに練習する気が湧いてくるというものです。最近は望まない人達への無理矢理コンサートはやらなくなりましたが、稀に希望されて喜んでくれる方がいらっしゃるのが唯一の慰めです。