昨日の乗務でのこと、女性客3名が乗った後、左側の窓際の席の白いシートカバーに赤い血液の跡がクッキリと残り、“やられた!”と思いました。こんな気持ち悪いシートに誰が座ります?それどころかお客さんが知らずに座って後で洋服のクリーニング代やら果ては弁償費用やらが請求される可能性があるのです。以前、ネットニュースでキャリーケースを車内に持ち込んでシートカバーに車輪の黒い跡を付けられたというツイートがバズッた記事が出ていました。ネット民の反応は非常識な女性客への非難が多数派、“汚れるなんて、言われないと分からない。”という擁護派が少数派ではあるけれどそう考える人も世の中にはいるんだといささか驚きです。因みに私も時々やられた事があります。だから最近はキャリーケースを見たらすぐに降りて行ってトランクに積んであげる事にしています。意外とタクシーの客席が公共のスペースだと認識していない人が多い。降りた後、見ず知らずの人が高いお金を払ってそこに座るのだからシートを汚さないようにするのが常識だと思います。キャリーケースの件はうまく切り抜けていますが、この間幼児を連れた母親が乗車。子供を抱っこしたまま、そして靴を履いたまま座席のシーツの上に降ろす無神経さ。雨が降っていたので子供の真っ黒な靴跡がくっきりと残されました。私が「お子さんの靴、脱がせて頂けますか?」と言うと「今ですか?」と逆切れされて仕方なく靴を脱がせてはいましたが、“○○ちゃんダメでしょ!”と子供のせいにする更なる無神経ぶりに呆れ果てました。結局こういう風にシートを汚されると一旦営業停止となります。汚れ具合にもよりますが昼間なら会社に戻ってスペアのシートカバーにチェンジします。でも夜ならシーツを外してモケット地のまま営業するしかありません。そういう意味ではその昔の横浜のタクシーは黒か紺地のビニールシートのままだったから(白いシートカバーなど付けていなかった)メンテは楽だったのでしょう。清潔感のある白いシートカバーは見た目には綺麗ですが汚れやすくドライバー泣かせなのです。汚す人が多いからです。問題なのは嘔吐されたりおしっこ漏らされたりすると夜の時間帯だと交換ができないのでそのまま営業終了になってしまう事です。(会社にもよるが)でも汚したお客さんには一切請求できないというのがタクシー業界の決まりなので結局はドライバーが全て被る事になる訳です。遺失利益を誰も補償してくれないから大変なのです。