我がドイツ代表が敗退したのでわたしの中でのユーロはすでに終っております。ところがこの一戦での疑惑判定がかなり大きく報道されています。延長戦でのドイツムシアラのシュートがスペインDFのククレジャの左手に当たってボールが弾かれたという場面です。このDFはPKエリア内にいたからドイツ選手は一斉にハンドをアピール、ところがイングランド人の主審は全く相手にせずそのままスルー。こんな事あるのか?とわたしも疑問に思いました。ビデオ判定すら行われなかったような感じで、この点も大いに疑問。少し前にデンマークの選手がわずか数センチ足が出ていた事からオフサイドになって得点が取り消される事がありました。これに対して「ビデオ判定がサッカーをぶち壊しにしている!」とデンマーク側が激しく批判。昔では考えられないような正確な判定が可能になったのです。わたしは個人的にこれはこれでよいと思います。日韓大会の時に酷い判定で韓国が強豪国を次々と破りウンザリさせられました。あんな事になるならビデオ判定でしっかりと白黒付けるのは当然のことでしょう。ところが今回はそんな場面も無くそのままスルーでした。当のククレジャも試合後にハンドだったと認めていました。(でも当然ながら判定に従うとのコメント)報道ではビデオ判定のプロがコメントを発表していて、それによれば今回のケースは意図的ではなかったというもの。だから判定は正しいという結論でした。何か腑に落ちないのはわたしだけか。最近のゲームの中でハンドと判定される場面を何度も見ているけれど、不可抗力で手に接触したようなケースでも全てPK判定になっているように感じました。意図的かどうかは選手本人しか知りえない事だからそれを審判がジャッジできているとは思えません。中にはPK狙いでわざとエリア内の敵DFの手目掛けて蹴りつける姑息な選手もいるのではと思う場面もありました。こういう判定が試合を大きく左右するのは頂けません。