一昨日から当館にイタリア人のジャズトランペット奏者(プロ)で作曲家の方が滞在中です。

Trustroots経由でのオファーなのでもちろん宿泊費はタダです。わたしもこのようなプロの音楽家を招待できてとても嬉しく思っております。インスタやYouTubeでの彼の演奏は素晴らしく世界で活躍中のプロ奏者と一緒に過ごせるのが何だか夢のようです。

昨日はいつもの中学校の吹部の合奏練習に彼を同伴して行ってきました。新しい指導のコーチ(芸大博士課程在学中)も英語で彼にいろいろと説明してくれて部員共々とても良い刺激になったようです。また彼にとっても日本の学校の部活動の現場での経験はとても楽しかったようです。わたしはそのつなぎ役になったわけですが上手くいってホッとしました。

ジャズ奏者はクラシックや吹奏楽の奏者と違って瞬間的なアイデアや即興演奏術が求められるのですごく大変。

でもコードに合わせた色々なフレーズを記憶しているらしく意外とシステマチックなんだと実感しました。

彼は今回は観光旅行で来日中ですが、またいずれ演奏の為に来たいと言っていました。

そして彼のような才能豊かなプロの音楽家であっても生活していくのは大変なんだと思いました。それは日本でも同じ状況で一部のトッププロの人達は別としてヨーロッパでもミュージシャンが音楽だけで食べていくのは難しいとのこと。

だから彼は故郷のイタリアからオランダに移住してオランダで活動中なのです。

イタリアは暮らすのには最高、でも仕事が無い。

オランダはビジネスするなら悪くない、でも暮らしぶりは最低だと言ってました。

洋の東西を問わず音楽家は虐げられているのです。

彼の今後の活躍と再訪に期待しています。