何年も前からアメリカからの外圧が強かったウーバードライバーサービスの日本での解禁。
しばらく前に政府が検討すると言い出したと思ったら、4月から東京で解禁となるそうです。はっきりとウーバーとは言っていないもののアメリカの思惑通りに事が進んでいます。さてエアビー民泊に次いでウーバー白タクも解禁となり日本人の交通手段が増えて便利になるものか?と思います。確かにライドシェアはタクシー業界にとって大きなネックになります。アメリカではヤフオクのような相互評価システムがちゃんと機能しているから(エアビーも一緒です)態度の悪いドライバーや汚い車はどんどん排除されて、暴力を振るったり車内を汚すような客も弾かれるとのこと。しかも事前決済で料金もメーター料金と違って明瞭だから利用者にとってはいい事づくめです。アメリカでは英語もろくにしゃべれないヒスパニックやアジア系の正規タクシードライバーに比べてウーバーの方が良質でリーズナブルな料金で送ってくれるから評判も上々だそうです。ただし日本人で本当にやる人がいるのかというところが大きな疑問なのです。民泊の時もそうでしたが、自分の家に泊めるホストは少数派で大部分は賃貸物件をまた貸しするパターンでのアウトソーシングでした。要するに見知らぬ外人を自分の家に招き入れるなど絶対に嫌という日本人の国民性がもろに反映していました。だから集合住宅での丸貸しができなくなると一斉に撤退していった日本の民泊ホスト達。民泊の場合は他人に任せるというアウトソーシングができたけれど、ウーバーサービスはそうはいきません。自分の車に見ず知らずの酔っ払いを時には乗せなければいけないのです。自家用車の中で吐かれたらたまったものではありません。民泊と違って昨日の当ブログでも書きました通り極端な近距離のお客さんもたくさんいるから全然儲からない事が多い。素人ドライバーにとってはすぐに嫌になってしまうのではないかと思ってしまいます。実はタクシー業界ではすでにウーバーアプリが解禁されていていますが、殆どが2km以内のような仕事ばかりです。だからわたしはウーバー端末はログインもしないで放置状態なのです。例えば独身の中年男性が自分の車に若くて綺麗な女性を乗せてしかも稼ぐ事もできるなどと考えるのかもしれませんが、現実は厳しく若い女性は90%近距離しか乗らないし、変な事を期待している奴に限って体臭のきつい太った中年の男性が酒の臭いをぷんぷんさせて乗ってくるのです。待機時間も長いし、駅付けもできないし、燃料代は自腹だから果たしてそんなに稼げるのか?まあ、東京の次は神奈川で解禁されるでしょうから当分は様子見なのです。