一般の方は全くご存知ない話です。実はわたし達タクシードライバーは駅に入構する際にいろいろと規制を受けております。

小さな駅では一部の連中が会員制などと言って囲い込んだり、というけしからん所もあります。タクシー業界はとにかく縄張り意識が強いのです。そんな中でも横浜駅西口と新横浜駅北口のタクシープールは誰でも入構できるのです。ハブ駅なのだから当たり前なのですが、実は今まで入構規制がありました。車のナンバーが奇数か偶数かでそれぞれ振り分けられていたのです。例えば今日は新横浜は奇数、西口は偶数、という具合です。だから新横浜に行きたくても自分の担当する車が偶数なら西口に行かなければならないという事になっていました。この規制は一日おきに入れ替わります。ところがここ最近お客さんが列を作り車がいない(特に西口で)、という状況が続き規制が撤廃されました。なのでこれからは自由に両駅に出入りができるのです。わたしは個人的に新横浜駅には行きたくありません。なぜかというと、順番待ちの時間が長い、それでいて極端に短距離の人が結構乗って来る(数百メートル)。ワンメーターのお客さんが5回連続なんて事もあります。そうすると午後いっぱいやっていて売上が3千円、なんて事がおこります。そうするとその後挽回しても結局は時間切れ(終電で終わり)でトータル4万円税込で終了、なんて事が時々起こります。でも当たれば新幹線から降りてきて東京方面や川崎、戸塚などに帰る方を乗せると瞬く間に売り上げが積み上がるのです。一か八かバクチ的な事になるのです。タクドラは良いことしか覚えてないからロング狙いで新横浜のプールは連日満車状態だそうです。でも相変わらず労災病院とか、横浜アリーナとか、一丁目のマンション、とかワンメーターの人達が続々と利用するから結構苦戦している人が多いようです。お客さんにとっては車がいるから良い環境になったのでしょう。でも近距離の方は正直嫌がられるので態度の悪いドライバーに出くわすと舌打ちされて嫌な思いをされている事でしょう。実は横浜駅西口は元々近距離のお客さんが多いのです。中長距離の人は正直少ないのです。だから回数やらないと5~6万円いきません。こういう印象だとタクドラは行きたがらないのです。なので規制撤廃後は西口は相変わらず車の台数が増えないので待つ人が多いのです。わたしはばくち打ちのような新横浜に行くよりはコツコツ稼ごうと今月からずっと西口にベタ付けしています。おかげ様で売上は順調そのものなのです。結局規制を無くしてもあまり状況は変わってないのかもしれません。楽して稼ごうなんて無理なのです。