以前当ブログで今後円安が進行し1ドル200円をつける時代に突入する懸念を書きました。もちろん相場の事ですから一気に円安が進行する訳ではありません。しかしながらいまや1ドル150円が底値になっていますので、150円を下回ると一斉に買いが入る相場になっている模様。ストラテジストやアナリストの方達の予測によれば、現在の円安は来年3月をピークに154円から円高方向に一旦引き戻されるとのこと。その理由付けというのは欧米が利下げサイクルに入る事、逆に日銀が来年3月から緩やかな利上げに入るからだとか。わたしは個人的には日銀が利上げをする事はありえない、と思っていますが。大規模な金融緩和も来年春を目途に転換するのではというのがマーケット関係者の予測のようです。円高に転換した後は2028年をピークに1ドル125円まで引き戻されるとのこと。これは過去のドル円の実効レートやその乖離率などを元に予測しているもので、全くのデタラメではありません。相場は過去のこういった法則性に準じて動く傾向は確かにあります。そうなると今から5年後に円高125円を付けた後は再び円安波動再開となるのでしょうか。ほぼほぼ長いスパンで見ると50円の値幅で動くドル円。そうなると次の円安水準は175円という事になって達成は2032~33年頃でしょうか。わたしがとっくに年金生活に入っている頃です。こう円安では海外旅行にも行けず、モスクワの家族ともすっかりご無沙汰なのです。為替変動の前に早く戦争が終わってくれないかと、そちらの方が気になります。