「マスクしろよ!」という初老の男性の怒鳴り声、「関係ねえだろ!」という40代男性の声。

私がいつも買い物に行くドラッグストアでの一幕です。結局、スタッフが仲介してトラブルは収まりましたが、こういう光景が日本中で起こっている事なのでしょう。

マスクを外せない国民性(特に中高年)。環境に順応しやすい若年層の人達はさっさとマスクを外して生活しています。

私のタクシーに乗ってくる人達も中高年層は全員マスクをしています。

政府がマスク着用を自主判断に任せると発表すれば、医師会は着用を推奨する。だから混乱が起きるのです。

私の所属するFacebookグループのある医師によれば、マスク着用が効果的というのは医師の間でも意見が分かれていて、はっきりとしたエビデンスは無いそうです。因みにこの医師はマスク着用派です。

マスク着用を後押ししている一端は接客業界にも大いに責任があります。

私のタクシー会社では乗務中のマスク着用は絶対で地球上からコロナウイルスが消滅するまでずーっと着用となっていて、マスク着用を強制されています。これは電車、バス、デパート、ホテル、レストランなどの業界も同じでしょう。

政府によるマスクの非着用が解禁されても、恐らくこうなるだろうと思ってました。

いつまでマスクしなきゃいけないの?と言っても「してください!」となっています。

世界的に見れば、マスクを着用しているのは日本だけです。日本に観光に来る外国人にはとても奇異に映っている事でしょう。

私もマスクを外したいのですが、ちょっと悩ましい事案が発生しました。

今週木曜日にタクシーに乗ってきた30代の女性(マスク非着用)がひどく咳込んでいて、ちょっと心配でした。

昨日の夕方から私の体調が崩れて昨夜は酷い発熱状態でした。

タクシーには前席と後席の間にビニールの幕が張ってあるので、このお客さんの唾飛沫が掛かったとも思えませんが、マスクしてほしいなあ、と実感しました。

本当のところはどっちなんだと、悩みどころなのです。