久しぶりの更新になります。公私ともに忙しく中々更新できませんでした。ところで、妻があさひの丘病院に移送されえて1ヶ月が過ぎました。抗精神病薬が陽性症状に非常によく効くというのは本当でした。今、コロナの影響で面会が1週間に1回15分と制限されていますが、妻の精神状態は非常に安定しています。急性期だった頃の事は断片的に覚えているようです。とにかく早く帰宅したいようです。私も日々妻を愛おしく思う気持ちは強くなるばかりです。この病院とはレンタルアメニティの件で少し揉めましたが、看護師さん達もみな優しく、今はほっとしております。ただし、私も覚悟を決めなければならないのは、妻が生涯薬漬けになるという現実です。本人も薬を止めると不安定になるという事を理解し始めました。実は妻が入院して2週間頃に薬を拒否しました。担当医は困り果て、私に電話してきました。妻が拒薬しているので、投薬注射をしたいとの事。筋肉注射に大量の向精神薬を入れて1ヶ月効果を持続させようというものです。一旦は投薬をOKした私でしたが、ゼプリオンというこの薬をよくよく調べてみると、毎年40人以上の死亡例が出ている事が判明。しかも、厚労省より危険を知らせるブルーレターが発出されていました。患者本人と家族に同意を求める際にこうしたマイナス面を説明するのが筋だと思うのですが、そのような説明は一切ありませんでした。更に妻が患っている右目の白内障の手術に悪影響を与える事も判明。投与当日の朝に差し止めの連絡を入れました。その日の午後に行政を交えたカンファレンスがあり、その場で筋肉注射を止めるように再度通達致しました。結局、担当医はこの筋肉注射を断念し経口投与に切り替えるという事になりました。この件でバタバタしている間に妻は薬を飲む事を承諾しました。私がロシア語で手紙を書いたからです。それでも、担当医が選んだ経口薬は筋肉注射の成分と同じインヴェガという薬です。注射のような大量投与ではないのでひとまず安心ですが、この薬はジェネリックも無く高価な薬です。担当医の感覚にいささか疑問を感じざる負えませんが、彼女に任せるしかありません。まだ、措置解除の連絡はありませんが、恐らく数週間以内には帰宅できるだろうと思います。