ここ最近の楽しみは明け番の午前中にベッドで寝ながらアメリカのテレビドラマ「ホームランド」を見る事だ。現在アメリカではシーズン7が進行中。ビデオではシーズン6までである。女性CIAエージェントの活躍を描く本作はよくあるヒロインものではない。それはアメリカの諜報機関と海外の諜報機関とのし烈なスパイ戦である。そして後半のシーズンではアメリカ国内の陰謀論へと発展していく。あまりにも暗く救われないストーリーとリアルな設定や描写にシーズン継続を止めるべきと考える視聴者も多いらしい。根強い人気とは裏腹に、身につまされるのか、見るのが辛いと感じる人も多いのだろう。特にシーズン6では自国の兵士に銃撃される次期大統領という異常な光景が描かれている。この強気の女性次期大統領が何だか選挙で敗れたヒラリーさんを連想させる。現実的にはネオコンに支持されて、軍産複合体にバックアップされているヒラリー女史が大統領になっていたら中東は更なる戦争状態になっていたのかもしれない。そうなると戦争嫌いのトランプさんでよかったのかも、と思ってしまう。私的には次のシーズン7の本邦公開が待ち遠しい。