今日は朝からDVDを見た。新作のワンダーウーマンである。私の世代だとリンダ・カーター主演のアメリカドラマを思い浮かべる。スーパーマンよりはスケールダウンでいわゆる悪党退治のような風情だった。ところが2017年のこの作品は正義のヒロインの相手はドイツ軍である。最近のアメリカ製ヒーロー&ヒロインものは相手がエイリアンだったり魔力をもった怪人だったりという設定だが、本作は実在した第一次大戦のドイツ軍である。超人的なパワーを持ったヒロインがフツーの兵士をバッタバッタと倒していくのはいささか違和感がある。相手が超人的な怪人だから見ごたえがあるというものだ。しかし、この作品が元々は第二次大戦の頃に書かれたものという事情を知ればなるほどと思う。原作ではワンダーウーマンにやっつけられる悪党はナチスだったそうで、時代を反映している。その後世界大戦が終わって平和になってから怪しげな怪人や怪物を創造していったということらしい。設定上で面白かったのはいかにも悪そうなドイツの将軍が実はただの人間だったという所。所詮は馬鹿らしい殺し合いをするのは人間同士であるという強烈な皮肉だったようだ。