先般、アイルランドのブロガー女がバレンタインデーの繁忙期に彼氏とホテルにタダで泊まりたいからと、「おタクのホテルを宣伝してやるからタダで泊めろ!」と言って大炎上した。こういう生意気な奴にはキツ~イお灸が必要だ。こんな要求をする事自体、4流ブロガーだとすぐに分かる。宿泊施設にせよレストランにせよ、口コミ情報は重要なのだが、個人がネットで宣伝しても全く意味が無い。そこで実例を紹介する。私の勤めていた下田温泉のリゾートホテルは経営状態が最初から不安定だった。そんな中、TBSのドラマ制作から「おタクのホテルにスタッフ&役者を70名、1泊5000円で泊めてくれたら宣伝用クレジットを載せる」というオファーが来た。しかもGW中である。他のホテルは皆断ったのだが、ウチの社長は宣伝効果に期待して受け入れを決定。実際には撮影協力のクレジットどことか全編にわたってウチのホテルで撮影が行われた。実は私もフロントマン役で出演した。月曜のゴールデンタイム21:00からの放映ではウチのホテルがふんだんに登場した。私のシーンもちゃんと放映され翌日友人達から「見たよ!」という電話を何本ももらった。やはりメジャー局の宣伝効果はすごい!と思ったものだ。ところが、その後の宿泊予約には殆ど影響がなく、宣伝効果は全く無かった。実際はそんなもんである。フォロワー数万人程度のブロガーがナニ言おうが宣伝効果はゼロである。それを思えば余計に腹が立つ「宣伝してやるから、タダで・・」という言い草である。