先般当ブログで宅配便問題の本質を指摘したところ昨日現場サイドからの訴えを取り上げた記事が配信されていた。メディアは事の本質を報道するのが本来の使命なのだから当然の成り行きである。やはりこの問題の本質はアマゾンの大量発注やエンドユーザーの送料無料感覚が原因ではなく大手宅配業者の腐りきった経営陣の極めてダークブラックな経営方針が元凶だった。報道によれば末端ドライバー達はまともな給料の支払いを受けていないらしい。これでは荷物をぶん投げるドライバーが出現しても何ら不思議ではない。結局のところやっと本性を暴かれた経営体質が示現したために慌ててドライバーへの個別面談を始めて残業費未払いを隠ぺいしようとしている。更にアマゾンから請け負っていた仕入れ値が相場の半額以下だった事も判明。全くどうしようもない腐りきった組織である。その挙句体質改善の為に結局は値上げをするのだという。結局はエンドユーザーに全てのしわ寄せが押し付けられる訳だ。しかし、物流業界だけがこのようなブラックな状況ではない。私が昔在籍していたハイヤー業界も全く同じ体質だった。ハイヤー部門ではメディア関係などの顧客からは格安の料金で請け負い、売上の大半を会社がピンハネし末端ドライバーには残りかすのようなヤッスイ給料しか支払われない。また私が経験した大手企業への出向パターン(委託ドライバー)では顧客からとんでもない高額な料金を受け取っているのに我々ドライバーにはわずか20%しか支払われない。だから営業部はドライバーにクライアントといくらで契約しているのか絶対に口を割らない。ドライバーが怒り心頭になって反乱を起こすからだ。日本では残念ながらドライバー職は最下級の職業というイメージだ。だから経営者はやりたい放題なのである。頭が空っぽな無脳症の経営陣にはドライバーが一斉にストライキでもすればよい。少しは慌てるだろう。