著作権料を徴収するJASRAC、今度は音楽教室での練習で使用する曲からもふんだくろうと目論んでいる。NHKのワンセグが見られるパソコンやスマホを携帯していても受信料を徴収するというオーバーシュート的な発想と酷似している。ぬれ手に粟の商売はとにかく人の財布に手を突っ込んで奪い取ることしか考えていないから困ったものだ。徴収された莫大なカネがちゃんと作った人にそれなりに分配されているのかといえばそうでもなさそうだし、ウワサ話ではあるが協会の職員が視察旅行と称して贅沢三昧の豪遊をしているらしい。ここでも受信料を着服するNHK職員の行動パターンと同じだ。広く多くの人から金銭を巻き上げるシステムはいろいろとある。日本赤十字社の社費集めに社会福祉協議会の会費集め、赤い羽根共同募金の寄付金集めとどれも本来任意のはずが地域によってはいつの間にか強制徴収されている。人の懐に手を突っ込んっで持っていく金額が500円程度なら許されるらしくこれら3団体の違法徴収は全く問題にならない。正に歪んだ体質の我がニッポンである。その昔JASRACがカラオケスナックに乗り込んで大きなトラブルに発展したケースが多かった。最近はそんな話を耳にしなくなったのは通信カラオケが発達してきたからだろうか。今回の音楽教室徴収事案は個人教室は除外されるという。個人宅に踏み込んでむしり取るというのはそれはそれで難しいのだろう。取りやすいところから取るっていう安易な発想自体がこの団体のいい加減さを物語っている。その内NHK職員のように不祥事でも起こせば少しは黙るのかもしれないが・・。