今日から2月である。私が注目していたのがドル円が20ヶ月移動平均線を割るかどうかだった。というのもドル高を先導してきたドル円の動向が今後のドル指数のゆくえを示唆しているからだ。ドル円は変動相場制開始以来この20ヶ月移動平均線を中心に上下してきた。誰もこんな長期足で相場をやっている参加者などいないと思うかもしれないが、実は海外の投機筋はこの線を中心に上でやっている時は押し目買い、下の時は戻り売りという大局的な戦略で取引しているという。これはドル円に限らず他の通貨でも同線を上回れば大局的な買いサインとなる。そして今朝NYクローズでドル円が同線をしっかりと割り込んできた。ここから先は必然的に戻り売りが優勢になる。ただしここから円高方向に大きく進んでいくのか、それとも同線を離れまいと2~3円の値幅で同線の下でくっついていくのかは現段階では不明。ちょうど2012年の5月から10月に同線を上抜けるまで後者の状態が続いた。しかしこの時はアベノミクス開始直前の頃でドル円も77円台という極端な円高状態だった。それが今は113円近辺というどちらかといえば円安水準で推移しているから一旦の下放れになるのではないだろうか。それはちょうどドルインデックスが100を割れて三尊を形成し、そろそろネックライン割れを起こし始めているから倍返しなら96までの下落はあり得るからだ。そうなるとドル円も100円ラインを目指すのではないだろうか。昨日同線を豪快に割り込んだ原因とされるのがトランプ氏の円安ドル高牽制らしい。このような材料は後付け的な印象ではあるが今後もトランプ氏の発言には要注意かもしれない。