ここ最近になっていよいよドル高牽制が始まった。今まではトランプ氏が為替相場に関して何も発言しなかったから、ドル高容認とか、強いアメリカ=ドル高とか、果てはトランプドル高政策などと囃し立てられてきたがやはりドル安を望んでいることがハッキリと示された。更に時期政権の高官からはこのままドル高が継続するようなら協調介入もあり得るというヘッドラインも伝わってきた。正に第2次プラザ合意である。当然にことながらドル安に転換するはずである。一昨日は連銀のダドリーもドル高牽制を行ってきた。ところが今朝は先月のFOMCに続いてイエレンの発言でまたドル買いに転換し金利も上昇した。ハト派だったイエレンはどこに行ってしまったのか、最近はタカ派的な発言が目につきその度にドル買いのきっかけになっている。ドル安を望む次期政権とは相反している上に、トランプ氏の掲げる財政出動も必要なしとバッサリ切り捨てている。イエレンの任期も来年の2月までだ。次回の指名はなさそうだから利上げするなら今のうちという訳なのだろうか。ただし、株高と利上げが共存できるのも恐らく次回の利上げまでだ。年央6月あたりに3回目の利上げを実施すれば年後半は米株が崩れ始める可能性が濃厚。8年間上げ続けた米株が大暴落すればイエレンも利上げなどと言っていられなくなる。著名投資家の中には利上げ3回どころかQE4だという人もいる。明日のトランプ氏就任ではまたぞろ政策期待でドルが買われるかもしれない。しかし、人間性が全く変わっていないトランプさんの事だからドル高が米国にとって弊害だという事を強い口調で言いそう。そうなるとまたまたドルも急落するのかもしれない。