先般からジョギングを始めてから休まず継続中である。体のほうも少しづつほぐれてきたのか2周目も何とか走れるようになってきた。ところで私は走るときいつもサングラスをしている。少し薄暗い視覚の方が落ち着いて走れるような気がするからだ。そしてもう一つ思わぬサングラス効果があった。今使っているサングラスは100均のダイソーで買ったもの。丁度買いに行った時にあったもので真っ黒いのが金縁のものしかなかった。そこで迷わず買った訳だが、実際に掛けてみるととにかくガラが悪くなる。ところがこのガラの悪い風体が予想外の効果をもたらした。実は町内1周コースの中で対面通行の路肩を走らなけらばならない箇所がある。私は道路の右側を走っているのだが、対向車とすれ違う度に嫌な思いをする。皆スピードを殆ど緩めないどころか路肩にわざと幅寄せするように向かってくる馬鹿もいる。大方小太りのオッサンがジョギングしているのを見て“邪魔くせェ!”とで思っているのだろう。ところがこの金縁サングラスを掛けて走っているとほぼ100%の車が減速するか停まってくれる。今日も大型ダンプが向こうから走ってきたがこちらもひるまず堂々と走っていたら私とすれ違う直前で一時停止した。平和な国ニッポンではサングラス=ヤクザというイメージが根強いようだ。不思議なもので普通に走っていれば太ったキモいオッサンなのだが、金縁サングラスを掛けると逆に太っている体がガラの悪さを強調し難癖をつけるんじゃないかというような雰囲気を醸し出す。たった100円で安全が買えるのなら安いものだ。