市場の予想はいつでも外れる。だから現在のトランプラリーの賞味期限が1月というのも外れる可能性が高い。先日のFOMCが材料出尽くしでドル安に転換という予想も外れて現在ドルの押し目買い継続中。この小幅調整が終われば再びドル買いが加速するのは間違いなさそうだ。トランプ政権のホンネとしてドル安志向と言われてきた。それは彼に票を入れた製造業従事者たちの事を思ってのこと。ところが当のトランプ氏は中国の元安誘導を非難はすれど現在の歴史的ドル高は傍観し容認すらしている状態である。さすがに“強いドルは心地よい”などとは言いにくい状況だが、ドル高を牽制することはなさそうである。そうなるとトランプラリーの賞味期限は更に年単位で延命する可能性が高まってくる。なぜ彼がドル高を牽制しないのかといえば原因がご自身の選挙期間中の発言によるものだからである。現在は政権移行期間でありそれを狙った投機のドル買い仕掛けがドル高を継続させているが、警戒感もかなりあるようだ。それは今までならドル指数が100を越えれば必ず米当局から牽制が入ってきたからだ。ところがトランプ新政権の財務長官もボスの発言に起因するドル高は牽制しにくい。だからドル高放置は必然である。結果的にトランプ政権は無理にドル高に持っていくような事はしないがドル高進行を容認する姿勢を鮮明にしてくるだろう。それが来年1月~2月にかけて。そうなれば投機筋も安心して更なるドル買いを積み上げていく事になるだろう。来年はドル安転換という市場予想は全く外れる可能性が高い。ドル買いはまだまだ続くから対ドル通貨のショートは今から仕込んでおくのが良いだろう。