先日の当ブログでドル買いと豪ドル売り推奨の記事を書いたがまさにその通りの相場が進行中だ。さすがに選挙人投票によるトランプ正式決定を囃すドル買いは無かったが、別の材料でドルが買われた。FRBイエレンの労働市場が強いという発言と、本日の日銀黒田の円安容認発言だ。どちらも出がらしどころか目新しさも何もないどうでもよい発言だ。ところが何が何でもドルを買いたい参加者がまだまだ多いという証拠だ。今日の解説で日銀が大規模な緩和策を維持した事を好感して円安、などとこれまでの現状維持で失望円高という説明はどこへ行ってしまったのか。ドル円も116円ミドルまで下がれば絶好の押し目買いとなった模様。下がれば買いのドル買い相場はこれから延々と何カ月にも渡って継続するのだろう。株高に円安と今が最もおいしい期間なのかもしれない。逆に最高のリスクオン相場なのにリスク通貨の豪ドルやNZドルが売られに売られているのも変な話。そうはいっても豪ドルなどは0.7割れがいよいよ視野に入ってきた。先般の予想に反して格付けトリプルAは何とか死守したが全く反発しない豪ドル。これで週足で買い転換したのが完全にダマシであったことが証明された。これからは売りトレンドが加速するはずである。最終目標は0.6割れだろう。まだまだ少し先にはなりそうだがここからは豪ドルはショートに限る。ドルインデックスも120を目指して上昇開始なのだから2000pipsということなら豪ドルも0.5前後まで下がる可能性もある。そのあたりが8年周期の大底かもしれない。