昨日IMMポジションが発表され驚くべき内部構造が明らかになった。仮にIMMポジションが相場のわずかな一角であるにしても投機筋の動向は大いに参考にすべきところ。現在進行形のドル円上昇は円安トレンドへの転換、とか円買いポジションのショートカバー(損切り)によるものだという説が開陳されているがどうもそうではなさそうだ。投機玉はしっかりと円買いポジションを7万枚以上ホールドしている。その上で円売りポジションを6万枚まで積み上げている。結果的に差し引き1万枚の円ロングだから円買いがほぼ解消されたと勘違いしてしまうが、円ロングはいまだに健在である。13円近くもドル円が上昇したのにまだ円ロングがホールドされているのには円が今後上昇する可能性を秘めている。逆に6万枚積み上がった円売りポジションはにわかショートと考えた方が良さそうだ。この円売りポジションが一斉に閉じ始めたら100円割れまではいかないにしてもまた101円処に逆戻りである。巷で言われているドルを買えてない参加者が入ってくれば下がるたびに更に損切りを誘発し円高が加速する可能性がある。今日のOPECから始まるリスクイベントには要注意だ。通常ならリスクオフになれば単純にドル買い、円買いになるが今回は安全資産の債券が売られて金利が上昇しその結果としてドルが買われているからリスクオフになれば当然債券の買戻し、長期金利の低下、ドル売りという構図になりドル安円高となるかもしれない。