先週はドル円もあっさりと110円割れ、更なる円高トレンドが形成中である。20ヶ月移動平均を下回った時点で投機マネーは円買いに大きくシフトしている。アベノミクスで美味しい思いをした個人投資家はまだまだ円安再開への思いが強いから110円ラインで買って捉まっている参加者も多かろう。更に今が絶好の買い場だとうかつに値ごろ感で買って捉まってしまうパターンもある。そうしたマイナスポジションを保有している参加者の投げ売りが今後大きく円高に振れていく際の力になっていく。来週あたりからサミットのある来月中旬頃までは投機の中間決算もあってあや戻しの相場になる可能性が高いから捉まっている参加者にとっては最後の逃げ場に、来週あたりで一旦底を付けるならそのあたりで買った参加者の利食いポイントになるだろう。そのあとの夏から秋にかけては買いは禁物だ。逆に値幅による円高調整(100円前後か?)が終わればそこからは悪い円安のスタートだ。通貨漂流による1ドル150円以上を目指す本当の通貨安はこれからだ。今まではメリットのある良い円安だが今度の円安はコントロールできない悪い円安だ。いわゆる日本売りという次元に入っていくから通貨安、株安、債券安というトリプル安になるだろう。日本国債の金利が上昇してパニックになる可能性も濃厚だ。だが投資家にとって大きなトレンドが発生すれば悪い円安だろうが儲かれば良いのだ。この悪い円安の賞味期限はかなり長いかもしれない。その仕込み時期は今年の11月あたりか?