今月に入って株価が堅調に推移している。ドル円は相変わらず上値の重い展開継続中。それでも鉱山株や資源株が底を打って買いシグナルが点灯中。WTI原油もしかりである。大暴落の後の顕著な動きとして売られすぎ銘柄が買い戻される傾向にあるという。特に売られすぎていた豪ドルやカナダドルが買い戻し(ドルストレートで)中だ。G20では各国に財政出動を促す声明が出てきている。公共工事をやりたい安倍自民にとってはもってこいの錦の御旗である。安倍自民にとって代わる政党が不在の中で選挙をやっても支持率17%の安倍自民が勝つことは明白なのだが、それでもこんな株価と円高では選挙を戦えないと今後あらゆる手立てを動員して円安株高を演出するはずである。今月は円高バイアスがかかり続けるから円安トレンドは出にくいが4月から5月にかけては一旦リスクオン相場になるだろう。しかし、注意が必要なのはドル円相場だ。これまで円相場の中でもひときわ強かったドル円ではあるが、その反動が今頃になってやってきている。豪ドル円やユーロ円がすでにアベノミクス前の水準まで戻っている現状の中で114円前後とはいえまだまだ高い水準のドル円。投機筋が目安にしている20ヶ月移動平均線を完全に下回った今、戻った所の戻り売りが今後顕著化してくるだろう。そうなるとクロス円もドル円の円高バイアスに引っ張られてガンガン上がっていくとも思えずむしろ調整を挟みながらのじり高かもしれない。であれば市場参加者にとっては押し目買いのチャンスを拾えるのかもしれない。