昨日はドル円相場も111.04円と先般の110.98円の底の再確認を果たして現在小幅に反発中だ。このレベルだと当然年金買いも出てくるのだろう。投機筋の円買いポジションもかなり溜まってきているから突っ込み売りには注意したい。昨年のチャイナショックの際はここから120円を超える水準まで円安が再開したが今回は状況がまるで違う。前回は日足で長い下ヒゲを付けて大幅に反発していったが今回は反発力が弱く115円手前から再びジリジリと下がってきているからいまだに115円より上でロングを持ったまま我慢している参加者が多いということだ。まだ投げ相場になっていないからまだまだ下がる余地は大きい。ただしマーケットは一直線突き進むに訳ではないから一旦は小幅なレンジでの上下動で落ち着くのかもしれない。そして来週からはいよいよ3月相場だ。来月は要注意である。まず今週末のG20の結果が円高をもたらす可能性濃厚。更に次期大統領候補最右翼のミセス・クリントンが米国内輸出企業(特に自動車産業)向けにドル高をけん制する発言をし始めた。これも要注意だ。実際に散々円安誘導を行ってきた日本を名指しで攻撃するトークも飛び出し始めている。そして各中銀の政策発表だ。ECBも日銀も仮に追加緩和をしても焼け石に水は立証済み、むしろFRBの利上げ見送りの方がドル売りを加速させるだろう。更に3月後半に向けての日本企業のレパトリによる円買いも大きな円高要因だ。こちらは実需の買いだから一方通行だ。もしかしたら4月に入る前に110円決壊もありえる。