先日のバス事故で更に1名亡くなられて合計15名の犠牲者となった。そして、昨日はまた別のバス事故が発生し多くのけが人が出た模様。運転手は「ぼ~っとしてた・・。」と供述。また別のニュースではツアーバスドライバーが突然無反応になり添乗員の女性がハンドルを脇から握って事なきを得たというのもあった。運転手は記憶が飛んでいたという。いずれも大型2種免許を取得している経験のあるプロドライバーだ。しかし“眠気”という生理的な現象は必ず襲ってくる。わたしは幼少の頃から観光バスの運転手に憧れていた。しかし最初に就職したホテルの警備のおじさん(元大型ドライバー)に現実的な辛さを聞いて諦めた。大型観光バスはいつも朝が早いし夜行便はとにかく睡魔との戦いだという。だから職業ドライバーをやりたいならタクシーが一番気楽でいいと言われた。結局、わたしはその後ハイヤードライバーを経験して役員車のドライバーを務めたがそれでも例えば成田空港に向かう時はいつも眠くて死にそうだったのを覚えている。あれは単に寝不足という訳ではない。真っ直ぐで単調な高速での運転は眠気を誘う。ニュースで事故を起こした運転手は仮眠時間が8時間あった、なんて書いてあると一般の方は“そんなに休めてなぜ事故る?”と思ってしまうだろう。しかしえてして休憩中は眠れず酒など飲むわけにもいかずに乗務に入る。そして程よく走った後で睡魔が襲ってくる。ドライバー職はこれの繰り返しだ。だから人間の生活サイクルに合わない時間帯の乗車は基本的に危険度がアップする。これは本当の話だ。