今年の6月にダーツ選手権の選手の空港送迎の仕事を請け負った。3日分は日当を受け取ったが最後の1日分貰いそびれた。それどころかガソリン代や高速代など経費も自腹を切ったままの状態になった。オーガナイザーのイギリス人男性がいい加減だったのだ。そして彼はメールで“必ず払うから少し待ってくれ!”を延々と繰り返した。普通なら2週間も過ぎれば誰しも切れて怒りを爆発させる。ところが日本の法律では返す意思を示していれば詐欺にはならず立件できない。つまり“必ず返す!”を繰り返していれば罪にはならないということだ。奴がそれを知っているのかは不明だが、正にそういう戦略で払おうとしなかった。たかだか2万7千円をである。だから私も奴の神経戦に対応した。“君に任せるから”などとメールして寛容さを全面的に印象付ける。時々電話しても優しく朗らかに接した。先方はこちらが諦めるのをひたすら待っているのだが、柔軟な姿勢を見せつつ絶対に諦めないというメッセージを発し続ける。やがて彼はバツが悪くなり徐々に追い込まれていったようだ。具体的にいついつ払うなどと言ってきたらからこちらもすかさず食いつく。そして入金が確認されないと“けしからん!理由を説明しろ!”という怒りのメールを打つ。今まで紳士的だった私がいきなり豹変したから彼も慌てまくった。そしてまた新たな日にちを指定してきた。そこでまた紳士的な態度に戻る私。そして時間差を置いて今度入金確認ができなければ私の代理人がお前の会社に回収しに行くと付け加えた。すると3ヶ月間滞納していた2万7千円がやっと入金された。最後に私から“君との信頼関係は維持された。”というメールを送ったが彼からの返信はなかった。お互いに二度と関わりたいとは思わないからだろう。