昨夜大学の同窓の友人から久しぶりに電話があった。“俺、ガンになっちまった。”と一言。“ステージは?”と思わず聞き返すと“ステージ5だ!”などとおどけている彼。話の深刻さに比べてやけに明るい口調だが心の中では恐怖心でいっぱいいっぱいなんだと思う。そう思うと“そんな事言うなよ!”とたしなめてしまう。ごく身近な友人からの予想もしない告白の電話にわたし自身友を癌で亡くすかもしれないという恐怖心から震えが止まらなくなってしまった。去年会った時は元気だったがあの後異変に気づいて検査したところ喉頭がんが見つかったらしい。すでに一度手術をして腫瘍を切除したとの事。だから昨日の電話では声がかすれる事も無くしっかりとした口調だった。しかしまた二度目の手術を行う予定らしい。世間では余命3ヶ月と診断されて何年も生存している方がたくさんいる。気持ちを強く持って奥さんの為にも頑張って欲しい。肝心な事をぼかして言おうとしない彼。ひょっとしたらかなり深刻な状況かもしれない。電話を切る間際に“会いたいなあ。”と更に一言。わたしには彼を励ます事しかできないが近々会いに行こうと思う。彼の大病の根治を心から願うばかりだ。