現代ではちょっと考えられない事ではあるが1960年頃のダム工事では事故死や現場でのいさかいによる死人などは人柱と称してダムの底に放り込んでしまうのが当たり前だったようだ。都市伝説というよりは信憑性の極めて高いダム建設の暗黒史である。ところでわたしが昔勤務していた会社が恵比寿の某巨大モールの中にあった。そこで長年勤務しているベテラン職員の方に聞いた話だがそのモール建設でもやはり何人かの犠牲者が出た模様。そしてそのモールでそんな事があったかどうかは定かではないがその方が興味深い話をしてくれた。大規模な工事現場には毎日日雇いの土木作業員がマイクロバスで駅前からかき集められてやってくる。身元確認など殆ど行われないから事故などで死んだ場合近親者がよくわからないケースが結構あるという。そんな場合工事を一時中断するリスクと関係者の取調べなどの煩雑さを嫌がってコンクリートの壁に遺体を埋め込んでしまうというのだ。“本当ですか?”と尋ねてみたら実例など口が裂けても誰も言わないから煙は立たないが実話である可能性はかなり高いとの事。ちょっと恐ろしくなる話だが有り得なくもない。今福島原発で危険な作業に従事しているのは上述の犠牲者達となんら変わらない人たちだ。1日の食事が茶碗一杯のご飯にピーマン1個(ロイターより)。ダム工事の暗黒時代は今も継続中なのかもしれない。