先日応援団ドラマの“あすなろ三三七拍子!”が終了した。応援団のドラマと言えば“嗚呼、花の応援団”が有名だが、あのドラマ(映画)は暴力と色事に明け暮れる大学応援団といういささか間違ったイメージを世間に植えつけた。ところが今回のこの“あすなろ・・”はサラリーマンが廃部寸前の大学応援団に出向するというありえない設定ではあるが中々面白かった。高校・大学と応援活動に参加していたわたしとしては、一見無意味で理不尽なシゴキのような練習や応援活動にもちゃんとそれなりの意味があると言うことを分かりやすく描いていたので共感が持てた。しかし、私生活の中で“押忍!と叫んだり”夜中の住宅地でエールを送ったりと少し見ていて恥ずかしくなるような“やりすぎ”的な演出もあった。ただわたしの敬愛する柳葉さんが団長役を好演していたのはとても良かった。難しい役どころを彼なりに一生懸命に演じていたのはさすがである。そして、細かい点ではあるが応援団系ドラマで団出身者が気にするのは両手を使った応援テクニックだ。この動作は適当に練習したのと、美しく見せようという探究心を持って練習したのとでは大きな差がでる。この点では柳葉さんもその他のレギュラー陣もよく頑張っていたと思う。ネットでの評判も良かったのに打ち切りとは残念。これもスポンサー頼みの民法としては視聴率が全てだから仕方が無いか・・。