いよいよ105円目前まで迫ったドル円相場。ここにきてようやく過熱感が出始めた。ロイターあたりでもなりを潜めていた円安論者が再び110円規定路線説を唱え始めた。わたし的にはおそらく1050.50という年初来高値も超えてくる可能性はあると思う。過去のいろいろな通貨のチャートパターン(20年分)を精査した結果、こういった持ち合いからの上昇相場になると高値を更新した後に急落するというのが決まったパターンになっていた。ただしそれは月足によるものだからドル円も急落はひょっとしたらまだ大分先になるかもしれない。これまでの最大の円安トレンドは1995年から始まった80円から148円まで駆け上がった3年8ヶ月に及ぶものだった。この時も80円から127円まで上昇した後に110円まで17円(約36%)の大幅な調整が入っていた。フィボナッチ係数の38.2%には若干届かなかったがあの強烈なトレンド中でもそれなりの調整は入っていた訳だ。今回のドル円のチャートパターンは2003年7月からのドル円にも似ているが2008年のユーロドル相場にもよく似ている。あの時も4ヶ月横ばいが続いた後上昇を開始し誰もが1.7超えを確信する中高値更新後(1.6)にノンストップの急落相場となった。リーマンショックが起こる2ヶ月前のことである。これだけ強く上昇すると誰もが推進波と勘違いしてしまうが短期間で上がってきただけに今後の値動きには注意した方が良い。それにしても面白いのは昨日のロイターで“安部内閣改造に海外勢無関心”と書かれていたが、今日は一転して“海外勢アベノミクス加速に期待”という文字が躍っている。こういったいい加減な記事や見出しに騙されてはいけない。