今月に入ってドル買いが加速している。先日当ブログで書いたように利上げ10ヶ月前にドル高がピークを迎えるという過去の経験則通りの動きとなっている。その動きに連れてドル円も102円手前まで上昇した。昨夜のNYダウの下げに比べて小幅調整しかしなかったから来週は更に上昇していく可能性が出てきた。しかしながら、いずれにしても早晩天井を確認して下落する公算大だ。もしかしたら金曜の101.95が天井だった可能性もある。トレードをしているとつい短い時間足(240分など)で判断してしまうが、日足チャートを確認すると大局的な方向性が見えてくる。現在はエリオット波動のB波進行中だ。4月や5月には中々気づかなかったが、今マジマジと日足チャートを見ると4月初めの104円を頂点とする下降トライアングルを形成しているのがわかる。下辺が水平の弱気型レフトトランスレーションという波形だ。継続フォーメーションの解説図http://invest.neoluxuk.com/Images/triangle.png に照らし合わせると5月、6月に三尊型の大きな山を形成(若干いびつではあるが)今月に入っていよいよ下方向へブレイクする最終波に入った可能性が高まっている。わたし的には18日の下攻めで抜けるかと思ったが一旦リバウンド中。そういえば昨年6月~10月まで継続した第4波は綺麗な上昇トライアングルを形成していた。そして、一度ダマシもあった。だから今回も簡単には抜けないのかもしれない。参考までに、昨年11月初旬に上方向にブレイクした時は11月8日に急にボラティリティーが上がる場面があった。1日で2円幅上下に動いたのだ。だから、今回もひょっとしたら急落急騰がブレイクの直前に起きるのかもしれない。