大変残念なことに撃墜されたマレーシア航空機は親ロシア派によるものだと確認された。しかし、アメリカなどが提示した“証拠”によればこれは明らかにウクライナの輸送機と勘違いして攻撃した不幸な事故だった事も証左された。そういう意味では30年前に起こったソ連による大韓航空機撃墜事件とは根本的に違う。あれは民間機とわかっていて撃ち落したからだ。ところで、今回の事故によって各国の航空会社はウクライナ上空の通過を制限する措置を取った。あまりにもリスクに鈍感で遅すぎる対応だ。これまでに輸送機やらヘリが撃墜されているのに民間機がその上空を飛んでいた事が恐ろしく思える。しかしながら298名の尊い犠牲者を出しながら一夜明けた昨日のムードはリスクオンだ。本来最もリスク要因に敏感な市場参加者がこの事故を単なるノイズと切り捨てて押し目買いに走っている。世の中異常な空気に包まれているとしか言いようが無い。この事故の直接的な犯人はロシア人でありミサイルはロシアによって供与されたものらしい。しかし、事故が起こるまで漫然と自国上空の通過を許していたウクライナ政府の責任を追求するプーチン大統領の見解は正しい。アメリカの言いなりになっているいい加減な政府にいい加減な大統領。今回の悲劇の主犯はポロシェンコだと断言しても言いすぎではあるまい。