ドル円の上値が非常に重い。逆張りで売り戦略にはちょうど良い相場環境だ。去年のように昨日の高値が今日の安値なんて地合ではかなわない。ところで、102円まで切り替えしてきたドル円だが米国株が崩れる気配がないからじり高の様相だ。5月も今週いっぱいだからセルインメイも回避しそうな感じである。いったいどこまで上値追いをするのか興味深い。6月に入れば季節的には一旦買い相場になる。今週末に多少調整しても来週からまた上昇相場になる可能性が出てきた。政府のPKO(株価対策)も“かんぽネタ”で今月上手くしのいでいるし、来月はGPIFネタで何とか持たせるつもりだろう。恐怖指数VIXも最下限11台で推移しているから一見して安心相場継続と言うわけである。こういう環境を踏まえるとここから先のトレードは難しい。順張りでロング構築する気にはなれないので、いつか悪材料が出て大幅に調整するまでは我慢だ。それにしても株式番組に出てくるコメンテーターは相場のメカニズムを知っているんだろうか。株高=望ましい良い事という発想は理解できるが、上昇するにはそれなりの調整下落が必ず必要だ。ところが常に株高・円安が加速すると強気な発言に終始する。この前冷静なアナリストが米長期債の利回り低下では持続的な株高・円安は期待できないと言っていたが、こういうネガティブなコメントも積極的に発信していった方がよりタメになると思うのはわたしだけであろうか。