昨夜はNYダウがいよいよ史上最高値を更新しチキンレースに突入したようだ。GWも無難に通過し5月も半ばに入ってきた。わたしは今週が潮目になると思っていたがドル円も株もリスクオンの地合が継続中。先週証券アナリストが今年はバイ・イン・メイ(今こそ買い)だと言っていたがロイターあたりでもそんな論調が出始めた。これは近づきつつある危機に鈍感になりつつある傾向だ。去年も今頃そんな雰囲気に包まれていた。そして翌週大暴落が起こった。株高でドル円もじり高、こんな安心感の広がるなか円安継続だと買いに走る参加者も増え始めるだろう。しかし懸命な投資家は危険な臭いを何としてでも嗅ぎ取ろうとする。そんな中恐怖指数VIXが昨夜12を割る場面があった。これは最低水準だそうだ。つまりリスク許容度が限界であるということだ。この先何が起こっても不思議ではない極めて危険な時間帯に入ってきた可能性が高い。去年のイタリアショックも今年のアルゼンチンショックも・・ショックの前に付く言葉は後にも先にもこの時だけしか皆口にしなかった。つまり単なるきっかけにすぎなかった訳だ。つまり些細な事でもリスクオフの引き金になると言うことだ。ウクライナ情勢や中国減速懸念などはリスクにはならず誰もが口にしないような悪材料が出てくるに違いない。今正にNYダウと言う劇場には含み益を抱えた観客で超満員の状態だ。狼少年の“火事だ!”というウソでも大パニックになる。いや、誰かが“焦げ臭い?”とささやいただけでも我先に出口に逃げ出すパニック相場のきっかけになるのかもしれない。その瞬間をじっくり待ちたい。