月曜のウクライナ危機もどこえやら、今週は円安・株高が進行している。ドル円は103円に乗せてきた。クロス円も総じて強い、日経平均などは昨日マイナスしてもおかしくない状況で続伸中だ。元々2・3月はリスクオンになりやすい季節要因もあろうが、というよりは5月決算に向けての海外勢の最後の一儲けに賭ける動きといえる。そこで先ほどあるファンド関係者の方のレポートを読んで納得。海外マクロファンドは来週11日の日銀会合に期待を膨らませているようだ。わたし達日本人なら日銀が追加緩和などやるはず無いと思うのだが、海外勢は意表をついた今やるべきだというシナリオを描いている模様。遅れてやっても効力が薄いからこの3月か4月にやれば少なくとも2ヶ月は円安・株高が継続するはずだ、という見立てである。いかにも決算前に勝負を賭ける海外投機筋らしい発想だ。思えば昨年末も英系ファンド、ブレバンハワードが日本株を買い仕掛けて上昇。だれもが円安株高を信じたが結局年明けに売られて相場は下落。こうした海外勢に振り回される傾向にある最近の相場環境だ。そうなると黒田さんは海外ファンドを儲けさせる為に緩和をやることなど絶対にありえないから、来週11日の日銀会合で現状維持決定なら要注意かもしれない。ただし、来週追加緩和がなくても4月の2回の会合への期待が残るから、一旦下げても再び買い上げてくるだろう。本当に円高になるのは昨年と同じ5月になるのかもしれない。もし上述するようなシナリオなら今夜の米雇用統計も良ければ急騰して高値張り付き、悪ければ下がった所から急騰してやっぱり高い所で引けるという誰もが思い描いている結果になるのかもしれない。何とも悩ましい相場だ。